奈良編vol.1 スリランカの手仕事服とフェアトレードの店「lifestylestore PUNCHI LAMAI(プンチラマイ)」

地元のおしゃれさんが 案内する 小さな旅
2018.06.02

~「cafe zakka gallery FLAG」辻内志乃さん~


こんにちは、「cafe zakka gallery FLAG」を営む辻内志乃です。先々月の大阪・枚方編に続きまして、今月は奈良編をお届けします!

第1回目にご紹介するのは、奈良の登美ヶ丘という美しい街に移転オープンしたばかりのお店「 lifestylestore PUNCHI LAMAI(プンチラマイ)」。オーナーの藤原響子さんと、スリランカの工房スタッフが作る美しいドレープのあるお洋服と、フェアトレードの商品を提案するお店です。

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現地の伝統や文化を尊重したものを作り、それを購入することが、めぐりめぐって現地の人々の暮らしや子どもを守ることに繋がり、仲間でありパートナーとして互いの力で仕事を生み出していくフェアトレード。作り手・買い手という、対等な関係性の中で、ものづくりをする持続可能な仕組みを知り、これだ! と直感的に感じたことがきっかけで、藤原さんは9年前、自らスリランカに赴きました。オリジナルブランドのため、スリランカのアーユルベーダで使われる植物での染色と裁縫の工房を立ち上げ、仲間とともにデザイン企画・制作を行い、企画展などで販売を行っています。

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ひとつひとつ時間を押しまず手染めし、縫製しているのは、主にスリランカの子育て世代の女性たちです。一枚の服を作り上げる前に祈り、優しいぬくもりと共に縫い上げています。そういったストーリーを聞くのと聞かないのとでは、服に対する気持ちがこんなに違うのかと思うほどでした。「プンチラマイ」の服に手を通すと、とても優しい肌ざわりで、心地いい気持ちにさせてくれます。

私自身、先日開催された「星のかなで」のイベントでも着用しました。この服を選んだのは、イベントをつくり出すことと、服のもの作りの気持ちは一緒だと思ったから。気持ちのこもった服を身につけ、とても幸せな気持ちになりました。

リネンやオーガニックコットンを染めた自然の美しい色は、日々まっすぐに生きる女性を優しく包みこむような深い色。シンプルでゆったりとしたデザインで制作しているので、年齢に関係なく、長く愛用できそうです。

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お店の2Fには、隠れ家のようなカフェもあります。作家ものの器も販売。また、展示会やイベントも開催されていて、ちょっと珍しい薬膳の勉強会などが話題になっています。

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季節によって変わる野菜を使ったおまかせランチは、金曜日限定。季節のお野菜をメインにした低糖質のお弁当が人気の「Bioscape(ビオスケープ)」が担当しています。メイン+8種類のお惣菜は、一口ごとに体が喜ぶ美味しさです。メニューは楽しみでもあります。

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そしてもちろんスイーツも! 火曜日は、奈良きたまちにある「Somi sweets & coffee」、木曜日は兵庫・西宮「ベイネルミレル」から、グルテンフリーのタルトや焼き菓子が入荷します。どちらもこだわり素材で、深みのある美味しさと、しっかりとした優しい甘さとのバランスがよく、オープン当初から大人気。最近はカフェだけでなくテイクアウトで購入するお客様も増えているそう。数量限定ですので、予約するのがおすすめです。

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こちらは、安納芋とりんごのタルトケーキとオーガニックの紅茶。オーガニックのりんごやお芋、無農薬の米粉を使用したケーキです。グルテンフリーとは思えない濃厚さと美味しさにびっくり。なんだか「身体に、いいもん食べたな……」という感じが味わえます。

オーナーの藤原さんの人柄も素敵なので、シーズンごとにスリランカで生まれるオリジナルブランドの服のことをはじめ、イベントのことなど、ぜひ声をかけて和やかなおしゃべりも楽しんでくださいね。


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PUNCHI LAMAI 奈良 登美ヶ丘店

MAP:
奈良市登美ヶ丘3-2-11
Tel:0742-94-3992
営業時間:10:00~17:00
定休日:日曜
https://www.punchi.jp/
https://store-punchilamai.jimdo.com/

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