神戸編 vol.3 「マンドレイク」 ~「マノン」元スタッフ粟田美月さん
地元おしゃれさんが自分の住む街の気になるお店、ニューオープンのお店などを案内してくれる連載「地元のおしゃれさんが案内する小さな旅」企画。vol.1~5は、神戸周辺の素敵なお店をご紹介。
ナビゲーターは、『ナチュリラ』創刊号に登場するや「かわいいあの子は誰?!」と話題になった、兵庫・西宮の雑貨店「マノン」の元スタッフ粟田美月さんです。
photo&text:粟田美月
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こんにちは、粟田美月です。連載3回目となる今日は、初めて見るものばかりの店内に異国を旅しているような気分を楽しめるお店「MANDRAKE(マンドレイク)」をご紹介します。
神戸・海の近く、人通りの少ない路地に「マンドレイク」は、ひっそりとあります。階段を上がると、高い天井の真っ白な空間の中にカラフルな生地や雑貨、お洋服がぎっしり! 異国情緒あふれる店内です。
雑貨屋さん歴20年という、オーナー・上田さんが選ぶものはいつも新鮮で初めて目にするようなものばかり。アフリカンバティックをメインに、インド、ネパール、オランダ、イギリスなどのバティックも。バティック生地で作ったオリジナルの傘や小物もたくさん並んでいます。そのほか、ヨーロッパの蚤の市で買いつけてくる雑貨なども。品数が多く、たくさんのものの中から宝探しのように自分だけのお気に入りが見つける楽しみが。選ぶのに迷ってついつい長居してしまいます。
お店に入ると、すぐ目に飛び込んでくるブルキナバスケットとワークパンツのディスプレー。ディスプレーもいつもカッコよくてハッとさせられます。
コロンとした形がかわいいブルギナバスケット。私は自転車のかご代わりにハンドルに引っ掛けて使っています。底が広くて容量たっぷり、持ち手が太いのでさっと外せるので便利なんですよ。
ワークパンツは岡山の「TUKI」さんのものやヨーロッパのデッドストックのもの。お洋服はほかに福岡の「iroiro」さんのものも充実しています。
ろうけつ染めであるバティックは、ユニークなプリントのものが多く、眺めているだけでウキウキ。一方、カンガには一枚一枚にスワヒリ語のメッセージが記されているので、ピンときたデザインとメッセージで選ぶのもいいですね。
私はシンプルなお洋服のアクセントにストールとして巻いたり、カーテンとしてインテリアに使ったりしています。
オリジナルの傘は、小さめのものと折りたたみと2本持っているほどのお気に入り。バッグにも入るし、晴雨兼用なので、とっても重宝するんです。傘職人さんが手作りしているので、万が一壊れてしまっても修理が可能。安心してずっと愛用できるのも魅力のひとつです。
窓辺には、ヨーロッパの古い入れ物がズラリ。素朴な色合いと質感が好きで、花器やカトラリー入れにしたり、小さなものはヘアピン入れにしたり。少しずつ集めています。
いろんな国からやってきたボタンたちは陶器やガラスのものが多く、素材や形が面白くて、ついついあれこれ買ってしまいます。ヘアゴムにしたり、ラッピングに使ってプレゼントしたり、ピアスを作ってもかわいいですよね。
私にとってはちょっと大人な、いつまでも憧れのお店。これからもずっと通い続けたいです。
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