滋賀編vol.6 焼き物の産地・信楽で陶器を中心にライフスタイルを提案「NOTA_SHOP(ノタ ショップ)」
~「神保真珠商店」杉山知子さん~
photo&text:杉山 知子
滋賀県は琵琶湖の印象が強いですが、信楽は山に囲まれた、緑が豊かな地域です。日本六古窯のひとつに数えられる信楽焼でも有名で、観光地としても人気があります。
その信楽に昨年の7月にオープンした「NOTA_SHOP(ノタ ショップ)」さん。私も昨年ちょうど同じ時期に店の改装をしており、店主の加藤さんと大変だよね~と労い合っていたので、完成して初めて伺った際はその素晴らしさにとても感激しました。
信楽高原鉄道の勅旨(ちょくし)駅から山側の道を北に進むと、大きな工場にたどり着きます。外壁はとても素朴で、ここに本当にお店があるのかな?と不安になるのですが、一歩中へ入ると驚くほど洗練された空間が広がります。
もともとは古い製陶所だったところを、加藤さんが3年かけて改装されたそう。
店の中には加藤さんが選ぶ作家物や服や小物、海外の古道具などが空間に溶け込むように陳列されています。
こちらは信楽で作陶されている古谷宣幸さん・朱里さん夫妻の陶器。
洋服も人気で、前回来た時に欲しかったものは早々に売り切れてました。店のディスプレイはどこを見ても素敵で、こんな風に飾ってみようかな、と生活のヒントにもなります。
「信楽の人に色々な素晴らしいものを紹介したいし、たくさんの人に信楽の事も知ってもらいたい」という加藤さん。店の中央にあるギャラリーでのイベントもそのひとつ。
私は加藤さんが作る「NOTA(ノタ)」の自社プロダクトのファンでもあるのですが、ショップ内にはとてもさりげなく置いてあります。
店の大きな窓から見る景色も四季折々で、季節が変わるたびに訪れたくなります。
冬はとても寒くなる信楽ですが、自然の魅力と、加藤さんが作り出す作品とお店の魅力をぜひ体験しに来てください。
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