高崎・前橋編vol.2 まるで自分の部屋のようにくつろぎながら受けられるケアサロン「holistic care salon noon(ホリスティックケアサロン ヌーン)」
「matka(まとか)」吉井美晴さん
4回にわたって高崎・前橋のお店をご紹介させていただく小さな旅コラム、2回目は高崎市にあるホリスティックケアサロン のご紹介です。
photo:吉井淳一 text:吉井美晴
夫と主宰しております作家ものの器を扱うお店「matka(まとか)」から、歩いて1分という至近距離にあるサロン「holistic care salon noon(ホリスティックケアサロン ヌーン)」。
実は、二足のわらじを履く私のプライベートサロンです。マンションの1室を隠れ家のように使っているため、どこを探しても看板、部屋番号も見当たりません。ご予約の際にお部屋のインフォメーションをさせていただいております。完全予約制・1日に3名様限定でのご予約受付です。
初めてご来店くださる方は、分かりにくい入り口のため、不安になりながらインターフォンを鳴らしてくださいます。そんな不安を持ちながらもサロンの扉を開けると、玄関ではこちらの絵がお出迎え。
イラストレーターの山本祐布子さんのドローイング、「ノコギリソウ」です。サロン移転オープンのタイミングで出会ってしまったこのドローイング。数多く並ぶ薬草たちの絵の中からこの1枚を選んだ理由は、「holistic care salon noon(ホリスティックケアサロン ヌーン)」のサロンコンセプトと「ノコギリソウ」の薬理作用・イメージがリンクしたから。「戦士の傷薬」とも呼ばれる「西洋ノコギリソウ(ヤロウ)」の精油は、過去の傷を癒し、怒りや悲しみを解放する手助けをしてくれます。つい無理して頑張ってしまう、強い女性の多い群馬県。人に伝えられぬ怒りや不安、悲しみを抱えている方が多く見受けられます。そんな女性たちのサポートができればという思いを込めて、一番最初に対面していただく玄関に、山本祐布子さんのやさしい線で描かれた「ノコギリソウ」のドローイングを飾らせていただいています。
本当に小さな1室しかもたない「holistic care salon noon(ホリスティックケアサロン ヌーン)」。ご自分のお部屋で寛ぐように過ごしていただきたいと、全体の配色、光の取り入れ方など、夫と相談しながらインテリアを配置してあります。私のお気に入りは、ゆったり座れるトルコブルーのソファとグレーの壁の対比。お客様を待つ間に一人ここで過ごす時間は、私自身とてもゆったりとしたものです。
施術を始める前、施術を終えた後にコンサルテーションの時間をゆっくりととらせて頂いております。何気ない会話を交わしている内に、胸に詰まっている思いがポロリと言葉になって出てくることが多いコンサルテーションの時間。その方の表面に出てきている症状の原因をみて、その日、その時だけの香りのブレンドをお作りさせて頂いております。
アロマテラピーのマッサージは、楽器の調律のような作業。ガサガサしていた音が、美しいハーモニーを奏で始めると、表面も美しく活き活きとした笑顔に変わります。植物の心地良い香りを嗅ぎながら、堅く絡んでいた弦が解けた途端、涙が溢れてしまう方も多いのがアロマテラピーのマッサージ。
アロマのマッサージにプラスして、とサロンのオプションメニューでも人気のホットストーン。不調を起こしやすい部位に温めた石を乗せたり、オイルと併用して全身のマッサージに使用します。ストーンからの遠赤外線効果で身体はポカポカ、オイルとストーンの触感の心地良さでリラックス度が高いメニューです。
月に一度のセラピストの施術より、日々のケアに重きをおいて欲しいから、施術後には当日使ったブレンドオイルをお持ち帰り頂いてご自宅でのケアにもお使いいただいております。オイルだけでなく、ハーブティーで身体内側からのケアもしていただけるように、サロン内ではハーブティーや精油、オイルのご購入の相談も受け付けております。マッサージに敷居の高さを感じる方は、ご予約制とはなってしまいますが、お気軽にご相談していただけますと嬉しいです。近隣からのお客様のほか、旅行で来県される度に、温泉旅行の帰り道に、帰省のタイミングに合わせて、と遠方からのリピーターが多いのは有難いかぎり。肩の力を抜きにお出かけいただけますと嬉しいです。
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群馬県高崎市本町117-3-203
JR上越新幹線高崎駅・JR高崎線高崎駅より徒歩20分
営業時間:10:00〜23:00(最終受付21:00)
https://www.noon-holistic.com
https://www.instagram.com/noon_holistic/
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