狛江編 vol.3 自家製酵母と地場野菜を生かしたパン屋さん「ク.フワーフ」

地元のおしゃれさんが 案内する 小さな旅
2019.07.20

photo&text「m.Room(エム ルーム)」小林昭子

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こんにちは。東京都調布市で「m.Room(エムルーム)」という店を営んでいる小林昭子と申します。東京の隠れた素敵な街、狛江編の第3週めは、パンの店「ク.フワーフ」をご紹介したいと思います。

あるとき友人からパンをいただきました。とてもやさしい味で愛情のこもっているのがわかるパンです。後日初めてそのパンを販売する「ク.フワーフ」を訪れてみました。住宅街の静かな細い道にあるのです。

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「ク.フワーフ」のパンには、自家製酵母が使われています。小麦を培養した酵母だそうで、くせがなくて、お年寄りから小さなお子様まで、誰にでも食べられる味と食感です。
まず一つめのおすすめは、このバターロール。とてもシンプルで、塩加減がちょうどよくて。各種お料理にも合いますし、そのままでも味わい深いです。

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あん食パンも、素晴らしいです。普段は、あんが見えない状態で、まるごと販売されていますが、写真撮影のためにハーフにしてもらいました。甘すぎなくて、小豆の美味しさが生きていて、できればずっと食べていたい美味しさ。

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こちらはアスパラとベーコンのタルティーヌです。季節の野菜がふんだんに取り入れられたパンは、その時々に色々な種類があります。GAPという世界基準を満たしている狛江産の野菜も数多く使われています。

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こちらは、歯ざわりが心地よいアーモンドプレッツェル。くりかえし何度も食べたくなるような魅力があります。

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甘夏のデニッシュ。季節の果物を使ったパンは、折々にメニューが変わってゆきます。なにが出てくるかとても楽しみ。

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毎年7月に人気のパンはこちら。「とみなが農園(とみながのうえん)」のブルーベリーをふんだんに使った「フレッシュブルーベリー」です。摘み取り体験もできる人気の農園で、とても美味しいブルーベリーなので、お味は格別。

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シンプルなパンも素晴らしく「きたのかおり」は、北海道産の小麦を100%使った究極の美味しさです。他にもバゲットなど、素材本来の美味しさを生かしたパンは、どれを食べても満足感があります。

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パンに合わせる美味しいものもたくさん用意されているのです。品質の良いものが厳選されていますよ。

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お店は、岡本兼二さん・千鶴さんご夫妻で切り盛りされています。兼二さんが製造され、千鶴さんが接客。お店のしつらえは、すべて千鶴さんのセンスで満たされていて、とても素敵です。看板も、木彫りで自ら製作されたそうです。兼二さんは、東京・銀座のフランス料理店で料理を学ばれ、のちに明治屋のパン部門を任されるようになり、工場長として活躍されていました。その経験により、この豊かなメニューが生まれたのです。

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独立されて「ク.フワーフ」を開店されてからは、地元の皆さんに喜んでもらいたい一心で、パン作りをされてきました。そのおかげで常連さんが8割なのだとか。その理由もわかる気がします。一度食べたら忘れられないやさしさと美味しさですもの。

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ちなみにこれは余談ですが、土曜日の午後には、岡本さん夫妻の可愛いお嬢様が店頭に立たれていることもあります。家族で支え合い、地域の人に愛されるパン屋さんなのです。狛江にお立ち寄りの際には、ぜひ訪ねてみてはいかがでしょうか。

 

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ク.フワーフ

MAP:
東京都狛江市岩戸北4-11-9
TEL:03-6324-8044
営業時間:10:00〜19:00
定休日:日曜
https://www.instagram.com/ku_fu_wa_fu_/

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