冷やごはんが好きになる「東屋(あずまや)」のおひつ
~cotogoto(コトゴト)より vol.12~
おひつに入れたごはん、食べたことありますか? さらに、ちょっと冷めたおひつのごはん、食べたことありますか?
びっっくりします。美味しくて。
ごはんは炊きたてが一番って思っていましたが、おひつに入れるなら、冷やごはんもとっても美味しくなるんです。
その秘密は、おひつに使われている木曽さわら。樹齢が100年を超えた、さわら材を使っています。さらに木の年輪がほぼ平行に並んでいる、貴重な「柾目(まさめ)」という部分のみを使っているのです。柾目材は、吸水性が高いんです。つまり、ごはんの余分な水分を適度に吸収し、べとつかず、適度な歯ごたえに整えてくれるのです。
使いはじめの頃は、さわらの木の香りがほんのりとごはんに移って、それもまたよかったんですよね。私の使っているおひつはすっかり年期が入ってきてしまったので、香りはもうしなくなりましたが、吸水性は健在。毎日ごはんを入れては洗って、を繰り返していますが、変わらず安定の美味しいごはんを提供してくれています。
そして、なにより、おひつがある食卓って、素敵ですよね。炊飯器からごはんを移すひと手間で、こんなにごはんがおいしくなるなら、使わない手はないと思います。
ヘタなブランド米をそのまま食べるより、スーパーの安いお米をおひつに移して食べたほうが絶対美味しい! と、私は信じて疑いません。
おひつ(東屋)
二合:9,000円(税抜)
三合:12,000円(税抜)
五合:15,000円(税抜)
炊事や洗濯、掃除といった家事の道具が並ぶお店。日本の素材を使い、四季のある風土や暮らしの中で使いやすいよう丁寧に作られたアイテムをラインナップ。「今日のひとしな」のコラム執筆は、店主の涌井玲子さん。
東京都杉並区高円寺南4-27-17-2F
TEL:03-3318-0313
11:00~20:00 無休
http://www.cotogoto.jp
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