良いものは江戸時代からずっと 伝統的な布で作られた「蚊帳ふきん」

今日のひとしな
2021.09.20

~「SABI」より vol.20 ~

店内のディスプレイでパッと目を引くのが、綺麗な色合いの蚊帳ふきん。




奈良の地場産業である蚊帳(かや)。江戸時代から現在まで続いている日本の伝統的な布です。‟風は通すが、蚊は通さない”という蚊帳生地。空気を通すため、糸と糸の間を広くとって織りあげる製法で、非常に軽く柔軟性があります。速乾性と吸水性に優れ、湿潤な気候に適した布です。

「SABI」で扱う蚊帳ふきんは、綿100%の蚊帳生地を8枚に重ねたもの。8枚に重ねることで、生地と生地の間に空気を含むから、ふんわりと柔らかいふきんになります。その空気層で厚みができ、とても拭きやすいのです。


(ともに右が店頭に並んでいる新品の状態のもの、左が熱湯で洗った後のもの)

店頭で並べている新品は、のりがついている状態なのでかたいです。なのでご存知のない方は驚かれるのでますが、熱湯で洗うとのりが落ちて繊維が広がるので、ふわふわになるんですよ。



キッチンで使う時はお皿を拭いたり、テーブルを拭いたり……様々な用途で活躍してくれます。抜群の吸水性で毛羽立ちが少なく、拭き上げがきれいなのが嬉しい。熱にも強いので、煮沸消毒もできて清潔に保てます。



取り扱っている色は全部で10色ほど。季節により少し異なりますが、今までの蚊帳ふきんでは見たことのない珍しい色も揃っています。これからですと、秋らしい柿色がおすすめかな。

この先、お正月は赤や白、春は桜色、夏は水色や青など、季節ごとに色を変えるのもおすすめです。

毎日使うものだからこそ使い勝手と見た目にもこだわって選びたいですね。使いやすい大きさ程よい厚み手に馴染む感じが、今までで一番気に入っている、もはやなくてはならないふきんです。

 

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