20年後の艶を楽しみに。「濱田窯」の粉引面取りカップ
~「日用美」より vol.27 ~
北九州市の門司で作陶されている、濱田正明さんと濱田陽子さんの粉引面取りカップをご紹介します。
濱田さんの器との出会いは大学生の頃。母の営む店にはお客様が好きなカップを選んでお茶ができるように、色も形も違う湯呑みが並んでいました。私が選ぶのは、小ぶりな面取りカップか青い綺麗な色の三角カップ。どうやら私は若い頃から小さな湯呑みでチビチビとお茶を頂くのが好きだったようです。その2つの器が、どちらも濱田さん作の器でした。
手元にある面取りカップは、かれこれ20年近く使っています。土もの特有の育てていく感じがとても好きです。
子育て同様、自分のカップがどのくらい育っているのかは、なかなか分かりませんが、入荷してきた新しいカップと並べてみると、こんなにも艶が出てきて育っていたのね! と驚きます。
土ものを初めてお使いの時は、必ずお米のとぎ汁で目止めをしてくださいね。面倒だなぁと思うかもしれませんが、長く使って頂くにはこの一手間が大事です。どうぞよろしくお願いします。濱田さんが長い間、同じアイテムを作り続けてくださるお陰で、皆様にもご紹介できることを嬉しく思います。
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神奈川県中郡二宮町二宮1022-2
TEL:0463-74-6603
営業時間:11~17:00
営業日:日、月、火曜
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Instagram「@nichiyobi_asakawa」
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