カチコチ規則的な音が心を落ち着かせてくれる、レトロな振り子時計

～「POTLATCH」より vol.4 ～

昔おばあちゃんの家にあったようなレトロな振り子時計。
当店では昭和初期〜中期頃の時計をメインに扱っています。
メトロノームのようにカチコチと規則正しく鳴る振り子音は心を落ち着かせてくれ、おうちでの読書や仕事にも集中できそうです。
今まで様々な振り子時計を販売してきましたが、一つとして同じものに出会ったことはありません。昔は今と違い、量産型の物作りではなかったからかもしれませんね。木彫りの装飾や、ガラス部分の模様、文字盤の字体など、どれも一つ一つこだわって作られているのがよく分かります。

よくお客様に質問されるのは、基本的な動かし方です。
電波時計やスマホで時刻を確認するのが一般的な今の時代、ゼンマイ式の時計の仕組みを知っている人の方が少ないのかもしれません。
この時代の振り子時計は電池式ではなく、ゼンマイを巻いて動かすのが一般的です。文字盤に二つある穴は、一つは時計を動かすためのゼンマイ、もう一つは鐘を鳴らすためのゼンマイです。よって、もし鐘の音が気になって眠れないという方は、時計用のゼンマイだけ回せば鐘は鳴りません。意外とこれを知らない方も多いので、振り子時計の購入を考えられている方は参考にしてくださいね。

レトロモダンな雰囲気な振り子時計も若い世代の方にも人気のデザインです。
文字盤中央にある「60Days」は、ゼンマイを60日に一度巻くだけでいいというセールスポイントです。他にも「30Days」もよく見かけます。

　
頻繁にゼンマイを巻く必要がない時計は、当時では画期的な進化だったと思います。その後はもっと便利な電池式の振り子時計に移り変わっていきます。

こんなカレンダー付きの時計もあります。31日までない月は手動で日付を回さないといけませんが、それも古時計ならではのひと手間です。
ゼンマイを巻き忘れるといつの間にか止まってたり、時間がちょっと進みがちだったりと、色々と手がかかるところもありますが、新しい家族の一員のように優しく扱っていただけたら嬉しいです。

振り子時計は全て一点もののため、時期により在庫がない場合もございます。詳しくはお問い合わせください。
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