やわらかい丸みを帯びた安彦年朗さんの匙

今日のひとしな
2016.11.20

~フーコより vol.20~


木工作家の安彦年朗さんが作る匙。この作品を拝見したとき、その愛らしい姿に心惹かれた。前回ご紹介した安彦さんの作るカッティングボードやヘラも角が落とされてふんわりと柔らかい丸みを帯びたフォルムが魅力的な作品だが、この匙はなんとなく生き物や精霊(私のイメージの中の、、、)を思わせるようなフォルムが、定番で製作されている木の道具のような実用のものとは違った魅力を放っている。

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素材は主に桜の木。安彦さんが木をいじりながら、それぞれ素材の持ち味を出すように手探りで形を見つけて彫った模様とペインティング、亜麻仁オイルで仕上げている。作品は全て1点ものである。

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サイズも小さいものは8cmくらいからマドラーサイズのもので23cmくらいまで。ご自身の手で触れてみて、しっくりくるサイズ感と形を選ぶ楽しさがある。薬味匙やマドラーとして使えるように想定しているがそれぞれのシチュエーションに合わせてはちみつやジャムなどなど日常の中でちょっとした匙を使う機会に安彦さんの匙を使ってみるといいと思う。日々の生活がさらに楽しくなる一品である。

匙 ¥1,500〜¥2,000+tax 

 

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