ただの‟もの”を超えた何か 「しょうぶ学園」の紙
~「toita」より vol.13 ~
鹿児島の自然豊かな場所に、障がい者支援センター「しょうぶ学園」はあります。
その施設の取り組み〈SHOBU STYLE〉は、障がいを持つ人たちが地域社会でよりよく暮らしていくために、友好的で、安全で、のびのびとできる環境を提供しています。 障がいのある無しに関わらず、支援する側・される側という枠を取り払い、ものづくりを通して人が本質的に備えている創造する力を引き出して共に協働する者として喜びを分かち合えるコミュニティを目指されています。
そこには紙・木・陶・布の工房があります。
一度見学に伺ったのですが、それぞれが自由に創造をしていて、その満足気な姿に何とも胸が熱くなったのを覚えています。
出来ないことをさせるのではなく、その人が出来ることを出来る分だけ。そこを丁寧にすくい取り、形にするスタッフの皆さんの姿勢にただただ感動しました。……と前置きが長くなりましたが、本日は、その中の「紙」工房の作品をご紹介します。
彼らが紙をすき、成形し、乾かします。その無骨な紙は既製品にはない個性があります。個性どころか、実は決して書きやすくはないのですが(笑)。
それでもこの紙に私が惹かれ続けるのは、‟人の手”を感じるからだと思います。ただの‟もの”を超えた何かがそこにはあります。そこには紙以上のものが宿っていて、「toita」ではファンが増え続けています。
どうぞその作品に触れてみてください。
今回のしょうぶ学園の紙については、以下へお問い合わせください。
toita.toya@gmail.com(担当:高野)
住所:北海道虻田郡洞爺湖町洞爺町85-2
営業時間:10:00~16:00
定休日:日、月、火曜日
オンラインストア:https://fromtoya.shop-pro.jp/
instagram:@toita.toya
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