ちょっとそこまでからお出かけまで 長﨑大地さんの‟革のポーチ”
~「千日草」より vol.22 ~
本日の‟ひとしな”は、素材感をとことん生かし、シンプルながらもデザイン性まで兼ね揃えたレザーのポーチをご紹介致します。
開口部のデザインは、長崎さんの工房から眺める東吉野の山の稜線(※「稜線」(りょうせん)とは、「山の峰(みね)から峰へと続く線」のこと。「尾根」(おね)とも呼びます)をイメージしています。
ここから、ポーチの色とそれぞれの特徴についてご説明させていただきますね。
【杉染めのヌメ革】
吉野杉の生産地である、奈良県・東吉野。製材する過程で廃棄される杉皮。その杉皮を煮出して染料を抽出し、革を染めていきます。何度も繰り返し染め重ねることで、段々と革が深みのある色に変わります。
【黒革】
風で木々が擦れ、動物たちの気配がそこかしこに漂う夜の山。そんな夜の山のざわつきを、黒のシボ革(※ちりめん状に細かく寄った不規則な皺模様)に重ねて表現しています。
実は、長﨑大地さんは前日にご紹介した長﨑絢さんの旦那様です。奈良の奥大和に工房を構え、鞄を仕立てています。
そんなお二人は、ユニット「nuyak(ヌヤク)」としても活動されています。「縫う」と「焼く」でヌヤク。その作品も最後にご紹介!
その名は、‟モモンガポーチ”。立体感のある、とても素敵な佇まいです。
モモンガの留め具は陶で、こちらは絢さんが。レザー部分は、全て大地さんが。眺めているだけでもうっとり、そして心が和む、愛おしい作品です。
現在「千日草」ではお取扱いありませんので、‟モモンガポーチ”が気になる方は、是非、こちらからお問合せ下さいね。
最初にご紹介した、大地さんの稜線革ポーチは「千日草」オンラインストアでもお買い求め頂けます。
オンラインショップはこちらから
住所:三重県四日市市山田町1901-1 おやまだ文化の森 本館内
営業時間:10:00~17:00(平日は16:00まで)
定休日:火・水・木曜日
HP:https://sennichisou.com/
instagram:@sennichi_sou
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