荷物が多くても安心。竹のかごバック
~ MIGO LABO(ミゴラボ)より vol.16 ~
「女はみんなかごが好き」という定説?の通り、私もかご好き女子のひとりです。そしてここ数年、かごのエキスパート級の方々との出会いや交流にも多数恵まれ、私の中のかごワールドがさらに拡大しています。
4年前の夏、竹細工作りで有名な岩手県二戸郡一戸町の鳥越地区を訪れるという、私にとって「聖地巡礼」とも言える機会がありました。
盛岡からひとりドライブすること約1時間半、山間部にある鳥越地区に到着すると、いきなり道の横から小鹿が現れたのにはビックリさせられましたが、竹細工の技術伝承のために設立された「もみじ交遊舎」で竹細工の製作工程を詳しくうかがったり、自分で手を動かしてペンたて作りにも挑戦するなど充実した時間を過ごすことが出来ました。竹細工にまつわる伝説が残されている鳥越観音にも訪れ、そびえ立つ崖の岩屋にあるお堂でお参りをした時には神秘的な気持ちになりました。
お気に入りのかご見つけてウキウキと持ち帰るたびに、家族からは「そんなに沢山あって何を入れるの?」などと聞かれてしまいますが、入れるものは何でも良いのです。我が家のカゴで遊んでいるものなどなく、全てフル活用していると言い切ります。
特に竹のかごバッグは数点持っていますが、活躍の機会が多いアイテムです。自宅では雑誌など部屋で散らかりやすい物を収納してスッキリさせたり、瓶入りの調味料などを整理するのに使ったりしています。
丈夫な作りなので外での持ち運びの時も安心です。私は撮影小物を入れて現場に持って行ったり、時にはカメラバッグとしても使ったりと生活、仕事ともに欠かせない物になっています。
MIGO LABOでも竹のかごバックも含めて日本の手仕事のものを中心に取り扱っていますが、お客様の元に旅立って行くかごたちには「大事にしてもらいなさい!」と母のような気持ちで送り出しています。是非、うちの可愛いかごたちに会いに来てやって下さいね。
写真・文 / 石黒美穂子
フォトグラファーの石黒美穂子さんがディレクターを務める生活雑貨のセレクトショップ。作家もののうつわ、かご、キッチン道具のほか、コーヒー豆、お菓子、調味料などの取り扱いも。
TEL 03-6303-3281 営業時間、店休日については、公式フェイスブックでご確認ください。
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