直火にかけられる、島るり子さんの耐熱器

～ MIGO LABO（ミゴラボ）より vol.17 ～

島るり子さんの耐熱器はとてもスタイリッシュなフォルムとマットな黒い色が印象的。

直火にかけて料理を作った後、器としてそのまま食卓に出せるため、余裕のない私を強力にサポートしてくれます。また、耐熱器としてだけではなく、うどんや麺などを盛りつけて丼として使ったりと、年中活躍してくれる愛用品なのです。
 

島るり子さんとは一昨年の秋に千駄ヶ谷のギャラリー「Shizen」で行われた個展で初めてお会いしたのですが、こちらが勝手に想像していたよりも、はるかにチャーミングで素敵な方でした。短い時間ではありましたが、共通の知人がいたこともあり、作品の事や日々の生活の事などを気さくにお話ししてくれました。

そんな島さんのご自宅兼アトリエにうかがう機会がありました。
そこは長野県伊那の自然に囲まれた築100年の古民家で、凛とした空気に包まれ、隅々に島さんのセンスや遊び心を感じることができる空間でした。
収穫されたばかりの野菜、使い込まれた家具、道具などと島さんの作品が絶妙に調和していました。
ご自分で作られたという穴窯や、今後ギャラリーにする予定だという山小屋にも案内して頂きました。じっくりとお話をうかがいながら、島さんのお仕事場と生活の場を実際に見る事ができ、とても良い刺激を受けました。

日々の生活に追われてなかなか余裕が持てない私ですが、この耐熱器を使うたびに少しでも島さんのセンスや遊び心が吸収できたらなと考えるのでした。

写真・文 / 石黒美穂子

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