いろいろな木材から選べる盛永省治さんのウッドボード

～「OEUVRE（ウーヴル）」より vol.24～

以前、「OEUVRE」にはケーキやコーヒーなどを提供する喫茶スペースがあり、そこで使っていたある１枚の古いウッドボードがあります。

飲み物をお出しする時などに使用していたもので、主にトレイとして使っていましたが、ひっくり返してみるとナイフの跡がたくさんあります。どうやら、リバーシブルでカッティングボードとしても使われていたよう。喫茶スペースが終わってからも自宅で使用していて、サイズといい表の絶妙な窪みといい、何かと重宝する存在でした。

そこで、この古いボードを元に、大好きなウッドターナー（木工作家）盛永省治さんに、様々な木材からできるウッドボードをお願いしたい！ ということでスタートした直径10インチ（約26cm）のボード「10'' BOARD」。

鹿児島県にある工房にも何度かお邪魔しましたが、木材を削る作業風景はものすごい迫力！ 真剣な表情で、盛永さんにしかわからない感覚を使い、古い１枚のボードを、もう素晴らしく期待以上に蘇らせて下さいました。

元にしたボードは、チーズボードやブレッドボードなどとして使われていたようですが、「10''BOARD」は、アクセサリートレイなどとしても抜群の存在感。私たちも、友人の結婚のお祝いなどとしても贈らせて頂きました。

それに、メープルやナラ・タモ・肥松・ゼブラウッドなど様々な木材で作ったボードは、どれも表情豊かで、どれが一番好き！ とは決められない。ゾクゾクするほどすてきな存在感に、鹿児島から荷物が届くたびにわくわくします。

この見事なラインを生み出す盛永さん。何よりも作品とご本人のギャップが１番大好きなのです。

←お店の紹介はこちらから