世代を越えて愛される伝統工芸
〜「ao+水玉/アオトミズタマ」より〜 vol.21
青森県の伝統工芸品「こぎん刺し」をご存じでしょうか。
こぎん刺しとは、江戸時代から始まった、津軽地方に伝わる刺し子技法のひとつ。藍染めされた麻の野良着に白い木綿糸を刺し込み、粗い布目を補強し保温性を高めたものがはじまりです。
1年の半分近くを雪に閉ざされる津軽の農村で、女性たちが競うように細かな幾何学模様を次々と生み出されました。
当店でお願いしているのは「弘前こぎん研究所」のもの。津軽地方に伝わってきた伝統工芸を正しく残していきたいと今も製品作りを通して魅力を伝える地元の企業です。
写真のミニがま口は手のひらに収まる小さなサイズですが、500円玉も10枚は余裕ではいります。
実は男性にも人気で、ポケットにしまえるのが丁度良いのだそう。男性のポケットからこんな可愛いがま口が出てくるのを想像すると、なんだか可愛くって。
こちらは当店でこぎん研究所さんにお願いして制作いただいたオリジナルコースター。カップを置いた時もこぎん刺しの模様が見えるバランスで刺していただいています。同じパターンでも刺す糸や生地の組み合わせで違うものに見えてくるから不思議ですよね。
津軽の伝統を大切にしながら、今の暮らしに自然と寄り添うようなこぎん刺しのあり方を一緒に伝えていけたらと思います。
Web shopでもご紹介しています。
良かったらご覧ください。
青森県弘前市元寺町21番地1F
TEL:0172-55-9962
営業時間: 11:00~18:00
定休日: 木曜定休
https://aotomizutama.theshop.jp/
Instagram:@aotomizutama
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