あこがれの釜定のシャロウパン

〜「AKI interior space」より　vol.30〜

ある料理家の方がこの釜定さんのシャロウパンでホットケーキが美味しく焼けますよ、とご紹介されていました。丸い黒色のシャロウパンの内側に丸いホットケーキ、その様子がシンプルで印象に残りました。そんなシャロウパンもあこがれの道具のひとつです。

釜定/かまさださんは岩手県盛岡市で100年以上の歴史のある南部鉄器の老舗工房。現在では海外での個展開催の経験もある三代目、宮伸穂氏が南部鉄器のデザイン・制作を手がけています。

そういえば岩手県盛岡市へは20代の頃に夜行列車に乗って旅をしました。目的地は宮沢賢治ゆかりの「光原社」という民芸品店。そのころは釜定さんのことは知らなかったのですが、ネット上で地図を見ると、釜定さんと光原社は歩いても行ける距離、もしかして釜定さんのお店の前を歩いたかも・・・と勝手に想像しています。

その釜定さんの鉄器の中でもシャロウパンは入荷するといつもすぐに売り切れてしまう人気のアイテムです。シンプルで美しくキッチン道具好きにはたまらない逸品です。鉄器はひとつひとつ職人さんの手作り、表面には小さな凸凹があり手仕事のあとが感じられます。

丸いパンの部分にスリムな取手、美しい道具はそのままサーブしてテーブルの上にも置けますし、使わないときも収納せずにキッチンの壁にかけたりして見ていたくなります。

直火はもちろんIHでもお使いいただけます。水気を残さないようにしておけば長くお使いいただくことができます。

キッチンでいつも見ていたい釜定のシャロウパン
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