「breezyblue(ブリージーブルー)」のシルクリネンストールとタオルハンカチ

今日のひとしな
2017.05.06

~ MAR(マル)より vol.6 ~

洋服、タオル、ラグやクロス……暮らしの中の布製品を選ぶ時、皆さんは何を大切にしていますか? お客様とお話をする時にも、そんな話題がよく出ます。

デザインや作られた国、作った人など、こだわりは数え切れないほどありますよね。その中でも、「MAR」にいらしてくださるお客様は、触れたり身につけたりした時の気持ち良さを大事にされている方が多いように感じます。

それはスタッフも同じで、新しくお取り扱いが始まった商品の肌ざわりチェックは、お店にいるときの楽しみのひとつでもあります。そんな生地好き、肌ざわり好きの方に、「breezyblue」のずっと触れていたくなるような商品をご紹介します。
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まずは、シルクリネンストール。上質な絹と、極細のリネンの糸を織り上げた生地は、絹織物の産地、群馬県桐生市で作られています。シルクの肌ざわりと、リネンの吸水性・通気性が相まって、薄手で軽やかな風合いに仕上がっています。蒸し暑い真夏にも、涼しく身につけることができます。
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そんな極上の生地を、天然の染料を使い、さまざまな技法で染めていきます。こちらの透明感のあるブルーは、草木染めによるもの。目にも涼しい優しい色合い。水面に浮かぶ雨粒をイメージした素敵な刺繍も施されています。
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こちらの模様は、板締め絞りという技法で染められています。生地を綺麗に折りんだものを板で挟んで絞り、その状態のまま、染料に浸けて色を浸透させます。
染色後に板を外すと、板に挟まれていた部分は白く残り、美しい模様と色が浮かび上がります。

この板締め絞りは、なんと奈良時代から受け継がれてきた技法なのだそう! 古来の人たちの知恵が、今もこうして美しいものを作っていることを思うと、なんだかロマンがありますね。


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続いては、肉厚の生地がふんわりと柔らかいタオルハンカチ。 肌ざわりのいいガーゼ生地に、日本の職人による手仕事の染めが施されています。江戸時代から続く、注染(ちゅうせん)という伝統技法です。自然の色やモチーフをかたどった図案と手染め特有の滲みは、なんとも温かみがあります。
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裏面には、愛媛県今治で織られたパイル生地を縫い合わせています。今治はタオルの産地として知られていますが、その所以は「水」にあります。山や川など自然豊かな土地柄、川の伏流水や地下水など、重金属が少ない清らかな軟水が豊富なのだそう。

その水を使って晒(さら)しの工程を行うことで、繊維に負担がかからず、ふっくら柔らかな仕上がりになるのです。洗っても、この柔らかなボリューム感は持続してくれます。毎日でも持って歩きたいですね。

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また、三角柱の形をしたオリジナルパッケージは、正面に空いた大小の穴から、図案がちらりと見えて可愛らしいです。贈りものにも、きっと喜ばれると思います。

使って心地よい、「breezyblue」の布アイテムたち。ぜひ店頭で触れてみてください。

breezyblue

 

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MAR(マル)

毎日の生活に取り入れやすいシンプルな雑貨、丁寧に作られた手仕事の品、器や洋服、小物など少しずつセレクトしたお店。シンプルなホームページやオンラインショップのサイトも人気。「今日のひとしな」の執筆は、店主の原麻子さんと3人のスタッフが担当。

 

神奈川県鎌倉市由比ヶ浜2-5-1
TEL:0467-24-6108
営業時間:11:00-18:00
定休日:なし(臨時のお休みはサイトでご確認ください)
http://mar-select.com/
http://mar-store.com/

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