おうちの守り神に、応援したい人への贈り物に「めでた玩具」

今日のひとしな
2017.06.21

~ 日本市より vol.7 ~

路地裏を散歩していると、猫とばったり会うことがしばしばあります。猫は人が近づくと、落ち着かずソワソワして顔をなでる仕草をするみたいです。一見かわいい仕草ですが、落ち着かないときの仕草と知ってから、なんだか申し訳ない気がしてすぐ立ち去るようにしています(笑)。

実は、これも、あまたある招き猫のいわれのひとつなんです。人がたくさん来ると猫が落ち着かず顔をなでるから、「商売繁盛」となったみたいですね

日本には、この招き猫のようなおめでたいいわれをもつモチーフが数多く存在しています。今回、「日本市」がご紹介するのは、それらおめでたいモチーフのものを、日本各地の郷土玩具の作り手さんと生み出していくシリーズ「めでた玩具」。現在このシリーズは「張子」と「土人形」の2つがあります。

「張子」は、江戸中期より創業した福島県の「白河だるま総本舗 渡辺だるま店」と作りました。

●招き猫

1
2
金運アップはもちろんなんですが、落ち込んでうつむいても足元の小さな幸せに気づくように猫背にしています。

●ふぐ

3
「福」と音が通じる縁起物で、昔から愛されています。「どう転んでも、福が戻ってくる」ように、起き上がりこぼしになっています。

●はと

4
平和の象徴。手のひらにおさまるサイズです。手のひらは「たなごころ」ともいわれ「手の心」を意味します。心が平和でありますようにとの意味がこめられています。

・・・・・・
お次は「土人形」。こちらは、山口県美祢市で長州土鈴を生み出す「民芸くらもと」と作りました。

●子だくさん犬

5
犬は昔からお産が軽いことから、安産祈願に。子犬が前にも後ろにもいまして、子だくさんの意味もこめられています。

●よきこと菊兎

6
ぴんと伸ばした長い耳と、横にあしらわれた花には、あちらこちらから良き事(吉報)を聞く(菊)ことができるようにという願いが込められています。

●福ふくろう

7
「不苦労」「福来朗」と音が通じることから、開運招福の縁起物です。

おうちの守り神として、応援したいあの人への贈り物として。毎日の暮らしのそばに、おめでたい郷土玩具「めでた玩具」をどうぞ。皆さんに良いことありますように。

めでた玩具
張子 3,780円(税込)
土人形 3,672円(税込)

←お店の紹介はこちらから

中川政七商店

1716年(享保元年)創業以来、手績み手織りの麻織物を扱い続ける奈良の老舗。「日本の工芸を元気にする!」をビジョンに掲げ、「中川政七商店」「遊 中川」「日本市」「2&9」「motta」「花園樹斎」などのオリジナルブランドを展開。日本全国、その土地ごとに受け継がれてきた職人の技や想い、暮らしの知恵が息づく生活雑貨を数多く生み出している。300周年を機に、全国の工芸産地と読者をつなぐウェブメディア「さんち ~工芸と探訪~」をスタート。

 

中川政七商店 表参道店
東京都渋谷区神宮前5-43-7 1F
TEL:03-3409-2260
営業時間:11:00~19:00
定休日:年末年始
http://www.yu-nakagawa.co.jp/p/2428

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