ホシノ酵母のパンでワンプレート朝ごはん
「うつわと雑貨Lino(リーノ)」井上友子さんvol.3
この日は自家製のパンでワンプレート。縁のある大きめのスリップエアはとても使いやすく、インパクトのある模様で少しレトロな雰囲気も気に入っています。食パンは辻和金網の焼き網でいつも焼いています。ちょっと目を離すとすぐ焦げてしまうので卓上にカセットコンロを置いて眺めながら、ここぞというタイミングを見計らっています。裏表が均一に網目模様に焼けるのを見るのが朝の楽しみです
耐熱のココットには、卵を落としオーブンで焼いてから、手作りのトマトソースとチーズをトッピングしています。フライパンで目玉焼きを作るより、はるかに簡単なので朝におすすめです。作り置きの人参のマリネのサラダ、巨峰とイチジクを添えました。紅茶は「teteria(テテリア)」さんのアッサムをすっきりストレートで楽しみます。
ワンプレートの器は芦澤和洋さん
ココットの器は安福由美子さん
紅茶の器は樹の音工房さん
フルーツの器は井上茂さん
フォークは竹俣勇壱さん
最近ホシノ酵母を起こした種を使ってパンを焼いていて、このレーズンのパンも自家製です。ホシノ酵母と水を入れてかき混ぜるだけで、酵母の力でブクブクと発酵していきます。安定しているので初心者の私にも簡単に出来るのです。種が落ちついて酒粕の様な臭いがしてきたら発酵完了、冷蔵庫に入れておきます。後は半日ほど寝かせてホームベーカリーにお任せで食パンの出来上がり。
食パンが焼きあがったら、工房「タダフサ」のパン切でスライスして冷凍しています。このパン切はパン屑が出なくて、切れ味もとてもよく、力を入れずに切れるのでパンをつぶしてしまうこともないため、愛用している道具です。カッティングボードは、山口和宏さんのもので大きさや形も丁度良くてとても使いやすく、これまた重宝。シンプルなデザインなので、立てかけて収納し、見える所にいつも置いてあります。
井上茂さんの器は、三島手のものや灰から作った釉薬で作ったものも多く、これから秋にかけて新作も次々製作されていますよ。土や焼き方にこだわった土味の強い風合いのある器で、料理をより一層引き立たせてくれます。
11月には、企画展に石渡磨美さんとご参加頂きます、ぜひお二人に会いにいらしてくださいね。
企画展「冬めく器」は11月18日から始まります。
次の週で最後となりますが、日曜の朝ごはんで我が家の定番をご紹介しますね。
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