「もりたうつわ製作所」森田浩路さんの「白釉 縞 しずく一輪挿し」

～  soleil（ソレイユ）より vol.4 ～

森田浩路さんのうつわに出会ったきっかけは、ご本人のギャラリー「もりたうつわ製作所」に足を運んだ時のことでした。

高知県の土佐市にあるギャラリーは、昔は工場だった建物。中に入ると抜ける様に広く、古い什器の上に置かれたたくさんのうつわがお出迎えしてくれます。

この写真を撮影した日は、暑い夏の日の午後。静かなギャラリーの中にいるだけで一気に外の暑さを忘れさせてくれました。森田さんの作風でもある優しい雰囲気のうつわは、時間の流れすらゆっくりと感じさせてくれます。

今回ご紹介するのは、森田さんの白い陶器の中の一点「雫」。丸い柔らかなフォルムと縞模様は、眺めているだけで心が落ち着きます。

庭先にあるまだ青々とした南天を飾っているのですが、赤みを帯びた南天を生けると、きっとまた違った表情になると思うと、今からひそかに楽しみです。

作家もののうつわと聞くと、なかなか手が出しづらい方も多いと思いますが、「若い世代の方にも使っていただきたい」と、生活の中に取り入れやすいうつわを多く作られている森田さんの作品は、初めての方にも手に取りやすいものばかり。是非お勧めしたい作家さんです。

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