フレンチトーストの朝ごはん

器店主の朝ごはん
2017.11.26

「ボクノワタシノ」佐藤いよこさん vol.4


こんにちは、横浜元町「ボクノワタシノ」の佐藤です。
クリスマスツリーを飾ったり、ストーブを出したりと冬支度が始まった今日この頃。12月を目前に控え、この連載も最終回となりました。
最終回の今日は、甘党店主が大好きな「フレンチトーストで甘々朝ごはん」です。

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パンケーキよりもしっとりとしていて、バゲットで作れば噛みごたえもある、しかも甘い。トッピングに果物、ソースはヨーグルト、好物勢ぞろいの朝ごはんです。

好物というだけあって、よく朝ごはんに登場しているフレンチトースト。最近は、少しだけ甘さ控えめ、トッピング少なめを心掛けています。えっ、これで少ないの? ええ、1年前に比べれば……。

我が家流の作り方は、至ってシンプル。パンは食パンだったりバゲットだったり、豆パンで作ることもあります。今日はバゲットを使いました。

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バゲットは、買ってきたらいろいろな大きさにカットして冷凍。ええ、ちゃんとフレンチトースト用に厚めにカットしたものもありますよ。

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卵と牛乳に三温糖を加えて混ぜた卵液にパンを浸して、浸して、浸して……気づいたら卵液がなくなっていることもあるくらいで、パンがずっしりと重たくなっています(笑)。

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トッピングの果物は、これからの季節はりんごがとってもおすすめで、パンと一緒にフライパンで焼いちゃうので手間なしです。バターの香りが朝のぼんやりしている鼻腔をくすぐり、焼いているときからすでに「おいしいよ~」とささやくんです。

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焼けたら、リンゴ酢漬け干しブドウ、かぼちゃの種、クルミとヨーグルトをかけて完成です。

使う器は、リムが大きいものや見込(料理を盛付けるスペース)が広く平らなものがおすすめで、パン同士が重ならずトッピングがきれいに盛り付けられます。

そして、りんごの甘酸っぱさを楽しむために、今日はコーヒーではなくミルクティー。

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大きめのミルクピッチャーに牛乳を入れて、レンジで10~20秒ほどチン。ちょっとあったまっているくらいかな(これは500Wの場合で、時間は機種によって違います)。
よくお客さまにも「レンジは使えますか?」と聞かれますが、大抵の器は温め程度のレンジ加熱は大丈夫。ただし、金彩などダメなモノもあるので買う時に確認してくださいね。

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う~ん、シアワセだわぁ
甘いものは不思議とシアワセな気分にしてくれる、甘党店主の甘々朝ごはんでした。

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<今日のうつわ>
*安南手 リムプレート コウホ窯 市野吉記
*灰粉引 ミルクピッチャー 小倉夏樹
*チーク無垢材のカトラリー ジェイファニチャー
 フォーク/バターナイフ/マドラースプーン

なんとなくハイカラなイメージのフレンチトーストには、骨董のような味わいが面白い絵付けの器を使いました。安南手(あんなんで)は、その昔ベトナムがフランス統治時代のある地域で発達した手法です。釉薬が下絵の線をぼかして焼き上げ、独特の風合いが楽しめます。


最後に
うつわが変わるといつもの料理も変わります。そう、「おいしそう!」の入口は見た目が大切なのです。

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「えっ、見た目だけ?」

いえいえ、味ももちろん大切ですわよ(苦笑)


一か月間、お付き合いいただきありがとうございました。
明日も美味しく、いただきまーす。

 

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ボクノワタシノ

横浜・元町近くにある、日常使いの器を扱うお店。モノだけでなくコトも楽しめる「箸置きづくりのワークショップ」や、器の再生「金継ぎ相談会」も開催している。「器店主の ある日の朝ごはん」コラムの執筆は、店主の佐藤いよこさん。

 

神奈川県横浜市中区山手町52-7
TEL&FAX 045-681-2388
営業時間:11:00~17:00
定休日:月、火曜(祝日の場合は営業、翌日休み)
http://www.bokunowatashino.com

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