シンプルだから生まれる無限の使い道「VISION GLASS(ヴィジョングラス)」

今日のひとしな
2018.02.07

~ 「組む東京」 vol.7 ~


「VISION GLASS(ヴィジョングラス)」の第一の魅力は、なんといってもこのミニマルな形です。元来は飲み物のグラスとして使われることが前提の商品だとは思いますが、そんな役割は飛び越えて、まるで“素材”のように、様々な使い方が思い浮かびます。

潔く、“当たり前”の形で、かつ信頼できる性能で、サイズ展開も豊富。このような物を見つけるのは、むしろとても難しいと思うのです。すごく普通なのに、稀有な存在。こういうものが欲しかったと即座に思いました。

s-1
<VISION GLASS  サイズ7種 756~1,296円(税込)>

s-2
<GLASS LID 蓋 サイズ4種 389円(税込)~ ※こちらは耐熱ではありません>

s-3
s-4
さらに嬉しいことは、「VISION GLASS」 は、インドの理化学ガラス製品メーカー「BOROSIL(ボロシル)」社が製造する耐熱グラスで、直火にかけても大丈夫なほど高性能。オーブン料理や蒸し物などにもぴったりで、カップケーキの容器にしたり、グラタンを作ったりなどの調理にもお使いいただけます。

s-5
「組む」では、灰と炭を入れて、お香をたくのに使っていますし、キャンドルフォルダーや手作りろうそくの容器にも最適でしょう。

s-6
<「RARI YOSHIO展 Plante vol.3」レセプション@組む>

もちろん、お料理や飲み物の容器としても重宝します。お重の中に組み込んで、料理の小分けに使ったり、大皿の上においてディップの入れ物に使うのにも便利です。

s-7
<和菓子制作:彗星菓子手製所 「森田千晶の和紙展 草木譚」@組む>

「組む」で開いた茶会では、金木犀の花びらが降ってくる風景を閉じ込めた透き通る和菓子が、一層映える器となりました。

s-8
s-9
また、文房具やアクセサリーなどのケースとしても重宝します。蓋もありますので、結婚式のリングピロー・ケースにされた方もいて、「シンプルなものを探していたけれど、なかなか無かったので助かりました!」と大変喜ばれました。

s-10
<冬の結晶vol.3 8人の作家のアクセサリー展 @組む>

「組む」では、アクセサリー展のディスプレイにも「VISION GLASS」を使い、大変好評でした。

s-11
<10¹² TERRAのシリーズ「LID」とともに>

「VISION GLASS」は植物との相性もぴったりです。

s-12
こんなに万能選手な「VISION GLASS」は、もちろん、本来のグラスとしても、我が家の定番として大活躍しています。

 

最後になりましたが、「組む」で販売しているのは、これらの中でも、「VISION GLASS NO PROBLEM」という、様々な理由で日本の市場に出さなかったグラスです。この「NO PROBLEM」については、このグラスにインドで出会い、惚れ込んで、輸入販売元となった「VISION GLASS JP」の言葉を引用しようと思います。

「私たちはインドから送られてきたグラスの全てを検品しています。それらの良し悪しは、白と黒のようにはっきりと分かるものではありません。小さな汚れから大きな傷まで、あらゆる種類と程度の「何か」があり、それを日本の市場が求めているであろう基準と照らし合わせながら出荷したり又は控えたり、を繰り返しています。日々、私たちの目の前に積まれてゆく 「VISION GLASS NO PROBLEM」 はインドの価値観と日本のそれとの狭間で行き場を失ったグラスであり、その量の多さは狭間の大きさを示しているのです。

私たちは毎年インドへ赴いて品質改善を依頼し、目標を共有しています。そして同時に日本では、VISION GLASS NO PROBLEM というプロジェクトを通し、行き場を失っているこのグラスもまた、真にNO PROBLEM な生活道具であることを伝えていきたいと思っています」

この考えをお聞きしたときに、「組む」でなら、その志を伝えながら「VISION GLASS」を販売することができると思いました。日本で求められる均一さ、完璧さが、本当に必要なことなのか? 野菜も形が整っていないと売れにくいという、日本人のちょっと潔癖な感覚について、私たち自身も振り返る必要があるのではないでしょうか?

私自身はどう考えるかというと、まさに問題なし!“No Problem!”と思っています。ちょっとロゴの位置がずれている「VISION GLASS」を見つけたりすると、四つ葉のクローバーを見つけたような感覚で、むしろ嬉しく思うのです。

組む東京

国内外のものづくり、手工業の交流拠点となる場として、ショップ、ギャラリー、コミュニティ・スペースの機能をもつお店。「今日のひとしな」の執筆は、代表・キュレーターの小沼訓子さん。

 

東京都千代田区東神田 1-13-16
tel:03-5825-4233
営業時間:12:30~19:00
不定休(サイトをご確認ください)
http://www.kumu-tokyo.jp/
インスタグラム「@kumutokyo

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

ページトップ