具だくさん雑炊の朝ごはん
「ひねもすのたり」松原幸子さん vol.3
こんにちは、器とカフェの店「ひねもすのたり」の松原です。連載3回目は、昨晩のご飯が残っている時に作る「具だくさんの雑炊」。具だくさんのお味噌汁のバリエーションのようなメニューです。
今回は、田宮亜紀さんの焼き締めの土鍋でお雑炊を作りましたが、土鍋はご飯を炊いたり、湯豆腐にしたり、煮物を作ったりもできます。保温性が高いのが魅力ですし、土鍋が食卓にある風景は、心なごむものがあります。
お雑炊の作り方は、とても簡単ですのでご紹介しますね。
①
普段、多めに作ってストックしている「かつお節と昆布だし」と「椎茸だし」を合わせ、市販のだしつゆと、少々の塩を土鍋に入れて火にかけます。
②
残りご飯を水洗いして、ぬめりをとります。
③
季節の野菜やきのこなどを、ひと口大に切ります。
④
出汁が沸いたら、ご飯、野菜を入れ、沸騰したら出来上がり。
わが家でよく使う土鍋はこちら。右上から時計回りに、田宮亜紀さん作、骨董市で買った北欧のもの、稲葉直人さん作の土鍋です。
お雑炊の時に欠かせないスプーンです。私は基本的にカレーやリゾットなどのご飯ものに使うスプーンは木製品を使います。口当たりが本当に気持ちいいのです。息子もその影響を受けて金属のスプーンが嫌いになってしまいました。
漆がかかったものばかりですが、こちらもお椀同様に多少高価ですが、塗り直して使うことができます。口当たりがよくて、古くなっても直していつまでも使えるなら、こちらの方がおトクとつい思ってしまうのです。30年近く使っているものもあります。
(荒井智哉、赤木明登、伏見真樹、太田修嗣、さかいあつし他)
また、小皿や豆皿には、炒め味噌やお漬物などをのせて、季節感を出しています。旅先で買ったものなど、思い出深いものも多くあります。
(波田野裕子、藤塚光男、村田森、川淵直樹、
東京都杉並区阿佐谷北1-3-6 2F
TEL:03-3330-8807
営業時間:月~水12:00~18:30、木18:30~23:30、金土12:00~23:30
定休日:日曜
http://ひねもすのたり.com/
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。