古き良きを残す「kata kata」の和食器

～ キナルLABO より vol.25 ～

祖母が作る料理が好きでした。
きんぴらやサツマイモの天ぷら、煮しめ。
凝った料理ではなく、おしゃれな雰囲気もないけれど、好んでよく食べていました。

決まって出てくるお皿はいつも和食器。
白に青。花柄や鳥など。
いわゆる落ち着いた渋い系の食器。
不思議と美味しく見えて（美味しいんですが。）あの雰囲気の食器に盛っての祖母の料理でした。

大人になり、一人暮らしを始めるとシンプルで無機質な食器ばかりを選び、それで満足していました。
たまにする料理も料理が主役！器はシンプルで！
なんて思っていましたが、食器に触れる機会が増えると改めて食器の楽しさやまとまりが気になるものです。

外食先でもよく食器を見ます。
自分の好みの柄やサイズの器に美味しい料理が乗っているとより満足感があります。職業病でしょうか。笑

「kata kata」の器に出会った時はこんな和食器が作られるようになったんだなー。と感動したことを覚えています。
伝統的な印判手皿、１つ１つ手作業で仕上げられる器は機械での大量生産とは違う温かみを感じます。
使いやすいサイズと、幅広い用途。
和食だ！なんて決めつけも生まれないデザイン。

これからの時期、春野菜や山菜など彩りの良い野菜との相性も良いですし、ふくろうに関しては“不苦労”と呼び、縁起物として贈り物にしても。
ちょっと遊びがきいた「kata kata」の食器。
少しずつ買い足していきたい品です。

余談ですがしっかりと祖母の味で育ったせいか和食好き。
醤油ベースの甘じょっぱいものが大好きです。
皆様も、塩分の取りすぎにはご注意を。笑

text：スズキ

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