素朴でモダンな、愛媛・中田窯の器

今日のひとしな
2019.07.11

~「haku+」より vol.11 ~


お店をはじめる前から、愛媛に行くのは毎年恒例になっています。愛媛の中心地・松山は、みかん色の路面電車が走るかわいい街です。

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通い続けて早8年目。愛媛を訪れる一番の目的は、お店に並べる砥部焼(とべやき)の器を選びにいくため。夏の終わりに少しお休みをいただいて、毎年訪れています。

砥部焼は、愛媛県砥部町を中心に作られる磁器。約240年もの歴史があります。たくさんある窯の中でも、私が一番気に入っているのが中田窯さんです。代表の中田正隆さんは、砥部焼で最も歴史のある窯元・梅山窯での修業を経て、1974年にご自身の窯を開かれました。中田さんは初期伊万里の肌合いに惹かれ、当時のような不純物を取り除ききらない土を使おうとご自身で工夫されています。

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他の砥部焼とは違い、あえて鉄分を含ませて黒い斑点を残した磁土が特徴です。なので土の素朴な感じが出ていて、とても温かみのある器という印象です。

砥部焼は厚くぽってりとしているため頑丈で割れにくく、保温性に優れています。夫婦喧嘩で投げつけあっても割れないという話から、別名“喧嘩器”とも呼ばれているそうです。
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波の文様がさわやかな8寸皿。カレーやパスタなどによく合います。韓国の匙、スッカラとの相性も◎。

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人気のすずらん文様。私も、毎日のごはん用のお茶碗はこちらを使っています。ちょっと手を滑らせても割れない(!)ので、大変重宝しています。そそっかしい私にはぴったり。

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中でもとりわけ好きなのが、この蕎麦猪口。思い返せば、最初に買った中田窯さんの器が蕎麦猪口でした。色々な大きさがあるので、用途によって使い分けています。大きいものはちょっとした小鉢や、スープカップに。小さいサイズはぐい吞みにも。

今年も9月頃、愛媛に行く予定です。その時その時の出会いで器を選んでくるので、毎回違うラインナップになるのも楽しみなところ。普段使いに適した生活の器、ぜひお店でご覧ください(現在は在庫がありませんので入荷をお待ちください。SNSなどでお知らせいたします)。

 

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haku+(ハクプラス)

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TEL: 078-862-8744
営業時間:12:00~19:00
定休日:水曜(不定休あり)
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