日常にアートを取り入れるようなガラスの器

～ 糸と樹より vol.14 ～

現在活躍している日本の工業デザイナーのトップといっても過言ではない、深澤直人さんのデザインによるTGシリーズです。TGは台湾玻璃工業（台湾ガラス）が創設したブランドで、日本で発売されるのはこの冬から。これからどんどん注目度が高まっていく製品を数多くリリースしています。

特徴としては、深澤デザインらしく、無駄が一切なく、でも冷たい印象にならないよう、どの製品にもほどよい丸みがとられています。TGシリーズは毎日使うようなものがほとんどなので、日常に空気のように溶け込み、ふとした時にしみじみと「あ、きれいだな」と気付くような美しさがあります。当店では数ある製品群の中から、特にデザインの美しいコーヒーカップやボウル、花瓶、ナイトカラフェなどをお取り扱いしております。

どれも見た目の美しさだけでなく、手に取った時に自然と持ちやすいと感じます。ガラスの厚みにしても、日々使うにあたって厚すぎるとやぼったくなり、薄すぎると常に割れないか緊張して使わなければいけない、そのちょうどいい中間をとっています。

ナイトカラフェに関しては、あまり馴染みのない商品と分かりつつ、私がこのブランドを知った時に一目惚れした商品です。

耐熱ガラスの少し緑がかった透明のガラスに液体が入ることで、より一層ガラスやフォルムの美しさが強調される、日常にアートを取り入れることができるようなお品です。

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