築48年の平屋をリノベーションした 家族と一緒に成長する家
※Come home! webに掲載された記事を転載しています
1970年代に建てられた平屋をリノベーションした田村さん。駅から距離があり、立地は少し不便だけど、のんびりした土地柄がお気に入り。学校が近いから子育てにはいい環境です。通りから奥まっていて庭が広いのもいいところだそう。見事に変わった家を、見せていただきました。
※この記事の詳細は、2019年発行『リノベーションでかなえるカッコよくすっきり暮らせる家』に掲載されています。
もとは暗かったキッチンが明るくなりました
<田村真子さんの家>
わが家は子どもが3人いるため、賃貸では常にご近所に気をつかって暮らしていました。新築は身の丈に合わないけれど、リノベーションなら家をもてるかも、と物件を探すことに。なかなか見つからず2年が過ぎたころ、よく通る道の奥にある家が売りに出ていることに気づいたんです。もとはおばあちゃんがひとり暮らしをされていたそうで、 2年空き家になっていました。 築年と古いけれど嫌な感じがなく、内見のとき子どもたちが怖がらずに遊びはじめたのを見て、ここがいいと直感。
玄関を入ってすぐ左手がリビング
全体的に極力間仕切りを設けない間取りに
子どもの成長に合わせて
少しずつ足し算していく予定です
リノベーションするにあたってリクエストしたのは、できるだけ開放的な間取りにすること。いつも家族の様子がわかるよう壁やドアは最少限に。子どもたちが成長したら壁で仕切り直せばいい。あとは少しずつ、自分たちで手を加えようと思っています。おかげでコストも減らせて予算内に収まりました。何よりうれしいのは、子どもたちが家じゅうをのびのび走りまわって遊べることです。
サニタリーはわが家のハブスペース
リビングやキッチンはもちろん
独立させた和室からも出入りできます
経年変化による劣化が激しかった和室も
生まれ変わりました
この家で特に気に入ったのが、和室に面した広縁です。 今ではあまり見られない木枠のガラス戸は、絶対にそのまま残したくて。落ち着いた雰囲気なので、和室は寝室として使うことにしました。木製の窓はすき間風が入るから冬は寒いけれど、がまんしようって思える魅力があるんです。 サニタリーがあるのは和室とLDKのちょうど中間。どちらからも行き来できます。洗面所と脱衣場の間には引き戸をつけました。洗濯機のある脱衣場にはキッチン側にも入り口を設けたので、家事動線がよくて便利です。
玄関はオープン棚を設け
モダン&レトロな雰囲気に
憧れのイメージを生かした外観に
私は仕事で洋服のお直しの依頼を受けることがあるので すが、おばあちゃんの着ていた洋服を子ども服にリメイクするなど、制限があるなかで工夫するのが楽しくて。考えてみたら、リノベーションも家のお直しですよね。前に住んでいたおばあちゃんの息子さんが、きれいになったわが家を見て喜んでくださったときは、この家を選んでよかったとあらためて思いました。
主なリノベーション箇所
間取りの変更(和室をリビングに変更、廊下をなくしてDKとひと続きに。東側の和室と洋室をひと続きにして子ども部屋とアトリエに)。床張り替え、キッチン入れ替え、浴室・脱衣場・トイレ・洗面所を作り替え、窓サッシ入れ替え、和室の畳替え、壁紙張り替え、玄関ホール造作、内窓造作、外壁の板張り替えと塗装 、玄関ドア取り替え。
田村家 リノベーション DATA
家族構成/田村真子さん38歳、夫36歳
長男8歳、長女6歳、次男3歳
築年数/48年
間取り/5DK→2LDK
延べ床面積 /100.38m²( 30.36 坪 )
物件購入価格/980万円
リノベーション費用/1600万円
リノベーション面積/100.38m²
補強工事/天井補強
施工/I.D.Works
施工会社住所/山口県山口市鰐石町6–2
TEL/083-929-3960
HP/http://www.idworks.co.jp
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山口県山口市鰐石町6–2
TEL:083-929-3960
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