中古マンションをヴィンテージ調建材で海外インテリア風に【北海道】

Comehome!
2022.09.03

※Come home! webに掲載された記事を転載しています

結婚と同時に、新居に築18年の中古マンションを選んだ伊藤さんご夫婦。南側のバルコニーに面してLDKがあり、その隣に和室を配した、マンションによくある間取りです。そこにほんの少し手を加えることで、格段に暮らしやすく、動線のいい家に変化させています。

この記事は、『マンションリノベーションで理想の家を手に入れる』より抜粋しています。

【リノベーションDATA】
築年数/18年
間取り/3LDK→2LDK(70.11㎡)
物件購入価格/1200万円
リノベーション費用/550万円

間取り変更のアイデア


変更したのは、リビングドアの位置を廊下側に数メートル移した点と、和室と主寝室の押入れをウォークスルークロゼットに作り替えた点の2カ所のみ。最小限の変更で動線がぐっと改善。

古びた内装はヴィンテージ風建材で海外風に


バルコニーに面したリビングダイニング。海外インテリアを参考に、レンガや古材調の建材で内装をブラッシュアップしました。レンガ壁は、夫がモデルルームでひと目惚れして、唯一、リクエストした部分。


左・リビングの壁1面に張ったブリックタイルは「ADVAN」のメルスカリフォルニア(4300円/㎡)。上から漆喰を塗りました。右・古材風の床は、集合住宅用直貼防音床「BOARD」のワイルド45(15400円/㎡)。


既存の出窓は天板をチェンジ。テーブルはフランスの「TOLIX」のアンティーク。ライトは「オルネ ド フォイユ」で1個16200円でした。


システムキッチンはシンプルで使い勝手のいい「LIXIL(サンウエーブ)」のリシェル。床材は「AD{hlb}VAN」のタイル、ピストイア(10370円/㎡)。

リビングドアの位置を移動してサニタリーをリビングの内側に

 結婚して新居を購入するとき、迷わず選んだのは中古マンションでした。ここ北海道でも雪かきをしなくて済むし、防犯やメンテナンスも安心。何より、インテリアコーディネーターをしてきた私には、予算内で好みの空間をつくれる絶好の機会と思ったんです。
 見学1軒目で決めた部屋は、南向きの日当たりのよさが決め手に。細切れの間取りや古びた内装は、手を加えればおしゃれで暮らしやすくなる!と、自ら設計しました。
 ポイントは居心地のよさ。和室をなくし、リビングの天井高を15㎝上げて、LDKを開放感のある空間に。廊下に面していたサニタリーは、リビングドアの位置を移動してLDKの内側に。これで冬も寒い思いをしなくて済みます。
 じゅうたん敷きで暗かった内装には、どんなスタイルに合わせても違和感のない床材や塗り壁を厳選。シンプルだけど個性的にまとめました。


マンションだと水まわりの配置替えは困難。でも、リビングドアの位置を変えただけで快適な動線に。冬の朝の洗顔も寒さ知らずです。入り口のドアをア引き戸に変えて、動線を邪魔しない工夫も。


シンクは「TOTO」の実験用流しSK7で17500円。水栓は「グローエ」のもので、現在は廃番。タイルは「名古屋モザイク工業」のアートモザイク施釉22.5角、目地は白に。


扉付きのニッチを造作し、こまごましたケア用品も目立たずに収納できるように。


床材は、掃除がしやすい「東リ」の複層ビニル床タイル、メルグラン(6300円/㎡)。

よくあるLDKをヴィンテージ調の建材を使い海外のアパルトマンのようにリノベした伊藤さん。次回の記事では、リビングの隣にある和室と玄関側の寝室をつなげて、活用度をアップした目からうろこのリノベアイデアをご紹介します。

伊藤さんの記事の続きはこちらから
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「押入れをウォークスルークロゼットに変えて家事効率をアップ【北海道】」
 #マンションリノベーション

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