キッチンに洗濯機を置いて家事が一カ所で済む家に【神奈川県】
※Come home! webに掲載された記事を転載しています
今回ご紹介する佐藤さんは、住環境や立地を重視して団地を新居に選び、リノベーションして暮らしています。イギリスへの留学経験のある佐藤さんは、住まいにもそこで目にしたアイデアを取り入れ、日本の既存住宅の考えにとらわれない家づくりを実現しました。
この記事は『マンションリノベーションで理想の家を手に入れる』より抜粋しています。
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【佐藤さんのお宅のリノベーションDATA】
築年数/31年
間取り/4LDK→3LDK+ストレージ(約97㎡)
物件購入価格/3050万円
リノベーション費用/1000万円
施工/TRUST
間取り変更のアイデア
バルコニー側にあった洋室を無くしてリビングに取り込むことで広々としたLDKに。リビングには収納も2つつくり足しています。また、キッチンに洗濯機置き場を設けたことで、空いたスペースを生かしてサニタリーにも収納をプラス。寝室を小さくしてウォークインクロゼットも設けました。
もともと壁付けのⅠ型キッチンがついていて、キッチンとダイニングで床が切り替えられていました。
キッチンに洗濯機を置くことで
料理と洗濯がここ1カ所で済むように
洗濯機がキッチンにあるって、意外と便利です。海外のアパートメントでもこのスタイルは多いんですよ。下に洗濯機スペースを備えたシンクのみのステンレスキッチンを工務店にサイズやデザインを指定してオーダー。吊り戸棚は「IKEA」のものを施主支給。
コンロはアイランドカウンターにビルトイン。東京の「ギャラップ」で注文したカウンター(約40万円)に海外製のコンロ「Teka」をつけました。
このドラム式洗濯機「AEG」のEWW1273は、通常のものより背が低いタイプ。キッチンの高さに合わせてこれを選びました。
どうしても取り入れたいと思っていた「H.P.DECO」のインディアンキッチンラック。50000円で購入。
旅先で見た素敵なインテリアの記憶をもとに
暮らしやすくわくわくする住まいづくりを
以前住んでいたマンションは、モダンな内装でフローリングはつやつやの塗装でした。もっと自然の素材に囲まれて、自分らしい暮らしや子育てがしたい――。そう考えて、見つけたのがこの団地です。築年数は古いけど、立地も住環境もよいから人気で、資産価値も悪くありません。新築マンションを買うよりここをリノベーションするほうが、コスト面でもお得でした。
一から好きなスタイルがつくれる! そう思うとワクワク。私、かつてはバックパッカーとして、いろんな国を旅してきました。その当時の記憶をもとに、旅先で見た素敵なインテリアをイメージして、雑誌を切り抜いたりイラストを描いたり。想像をふくらませて計画を練りました。〝なに風”という言葉では表せないけど、私らしい家になったと大満足。気どらず、自然体で暮らせる家になりました。
洗濯機置き場をキッチンに移したことで
サニタリーをすっきりとさわやかな空間に
白い引き戸の向こうがサニタリーとトイレ、浴室になっていますサニタリーに内窓をつけて、自然光が入るように。
もともとは、ここに洗濯機置き場があり、手狭な空間でした。白いメトロタイルを張り、洗面シンクは「TOTO」SK6実験用流し、設備もシルバーでそろえて清潔感たっぷりに。右手の窓は、もともとこの家の廊下にあったものを移設して使っています。
水栓金具は、「ヤスダプロモーション」のカタログで見つけたシャワー付きタイプ。海外のホテルライクなところが好き。
DIYグッズから家具まで扱っている「パシフィックファニチャーサービス」で購入したタオルシェルフバーを壁に取り付けて。20000円。
洋書やサイトなどで見る海外のインテリアは、生活感を上手に隠したすっきりしたインテリアも特徴の一つですが、佐藤さんのお宅も室内を居心地よく保つために、たくさんのものがすっきり片付く収納を多く設けています。次回は、佐藤さんのお宅の収納プランについてご紹介します。
この記事の続きは、9月30日(金)am.11:00に公開予定です。
佐藤さんのお宅のリノベーションの詳細はこちらのムックでご覧いただけます。
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