収納をカッコよく作って子育ても仕事も充実するLDKに【東京都】

Comehome!
2022.09.24

※Come home! webに掲載された記事を転載しています

古いマンションの短所が、収納の少なさ。和室の押入れや洋室の小さなクロゼットだけでは家族全員の衣類や生活の道具趣味のグッズまで収納するのは難しいもの。収納家具を準備するとなると費用もかかるし部屋は狭くなります。ところが、リノベーションなら、部屋数を見直して収納をつくることが可能。今回は、絶妙な位置にウォークスルークロゼットを設けて、家事動線まで格上げした田中さんのお宅をご紹介します。

この記事は『マンションリノベーションで理想の家を手に入れる』より抜粋しています。
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【田中さんのお宅のリノベーションDATA】
築年数/40
間取り/3LDK→1LDK+WTC+インナーガレージ(78.73㎡)
物件購入価格/2800万円
リノベーション費用/1630万円
施工/ゆくい堂

間取り図変更のアイデア


玄関まわりに合ったサニタリーや浴室を取り壊し、シューズクロークに。また玄関を入ってすぐ左手の7の洋室を無くして約9畳の玄関土間を造作した。バスルームとサニタリーは、もともと6畳の洋室のあった場所に移し、押入れとクロゼットをウォークスルークロゼットに作り直して、寝室からバスルームへ通り抜けられるようにしている。


玄関の左手にあった洋室を取り壊して、キッチンを拡張しLDKを広々とした空間に。壁は部分的に躯体(くたい)現しにしてラフに塗装。古材で作ってもらったカウンターと棚がわが家の顔になりました。

仕事と子育てを同時に充実させられる間取りに

夫婦ともに自営業のわが家。二人とも家ですごす時間が長いから、賃貸よりもっと居心地のいい家に住みたくて、中古マンションのリノベを選びました。この物件は、保育園に通えるエリアのなかで3面採光、角部屋という条件にぴったりでした。4階でエレベーターがないのは大変だけれど、見晴らしがよく、さんさんと日の光が入る気持ちよさは、ほかの何にも代え難くて。

特にリクエストしたのは、間取りです。うちは子どもが2人いるけれど、今はまだ個室は必要ないし、できるだけ家族みんなですごせる空間が欲しくて、思いきってリビングをぐっと広めにしました。子どもが遊ぶ横で仕事をするのは大変なときもあるけれど、居心地のよさは抜群です。

広いうえ、天井にハンガーバーをつけたことで、夫は趣味のインドアグリーンを堪たん能のうできてうれしそう。ベランダで植物に水やりするのがいい気分転換になるみたいで、オンとオフをうまく切り替えられているそうです。


壁際のカウンターは調理台と仕事机に兼用。天板は厚さが4㎝ある古材。キッチンからダイニングまでつなげ、左側は調理スペース、右側は夫の仕事机にとエリア分けしました。


アイランドカウンターはフラットにしてリビングから見たときもすっきりと。左・水栓金具は「KOHLER」のエレイトK-13963で色はヴァイブラントステンレス88200円。右・食洗機は「パナソニック」のNP-45KD7Wで、価格は21万9000円でした。


流し台の下は表側、裏側両面に収納を設けて。リビング側には子どものおもちゃや私の化粧品を入れています。


リビングの壁の1面に、夫の仕事に使う資料本やCDを置く棚を古材で造作。LDKは天井板を抜いて開放感を出しました。古材で作ってもらったリビングドアは、幅125×高さ220㎝。塗装は「和信化学工業」の水性ウレタンクリア。取っ手はスチールで造作。


こちらがリビング。ライトレールにも夫の趣味のインドアグリーンをハンギングして。植物が多くあることでよりほっとする空間にしています。

田中さんのお宅は、LDKを子どもたちとの時間を大切にしながら、仕事も充する空間にするため、生活感をうまく隠しながらインスピレーションのわく空間に替えています。明日は、LDK以外の部分でも生活感を上手に隠すことに成功した田中さんのお宅の収納プランの工夫を中心にご紹介します。

 この記事の続きはこちら
マンションリノベでインナーガレージとウォールスルークロゼットを実現【東京都】

田中さんのお宅のリノベーションの詳細は、こちらのムックでご覧になれます。

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