80㎡のワンルームを子育ても仕事も充実する空間に【愛知県】  

Comehome!
2022.09.18

※Come home! webに掲載された記事を転載しています

前回の記事では、小松さんのお宅のLDKの様子をご紹介しました。今回は、80㎡のワンルームの中に、どうやって寝室やワークスペースを配置したか、暮らし分けやプライベートの確保、収納の工夫についてお話をうかがいました。

小松さんのお宅のLDKをご紹介した前回記事はこちらから
3LDKマンションの壁を取り払って大きなワンルームに【愛知県】 
この記事は、『マンションリノベーションで理想の家を手に入れる』より抜粋しています。


ワンルームを暮らしのシーンに合わせて上手に使い分けるために、床材を変えてリビング、キッチン、ベッドルームを区別しています。


ベッドスペースの床はモルタル仕上げに。どこかにモルタルを使いたかったので、ここに。天井にカーテンレールを取り付けて、カーテンでLDKからの視線を遮る工夫も。


腰高に積んだコンクリートブロックでベッドが丸見えにならないよう隠しています。

壁際はオープンクロゼットに。頭上の位置に棚をつけて箱で収納できるようにし、ハンガーラックやクリアケースを並べています。

コンクリートブロックで仕切ったり、カーテンをつけたりして
空間にメリハリをつけつつ子どもに目が届く家に

私がどうしても使いたかったのが、モルタルと無垢材とコンクリートブロック。なるべく少ない種類の素材で、内装を統一するというのも、こだわったポイントです。空間に統一感が生まれるし、コスト削減という、大きなメリットにもつながるからです。

80平米のワンルームというと驚く人がいますが、小さい子どもがいる私たちにはぴったり。家の中のどこにいても目が届き安心です。ただ、寝るのも、テレビを見るのも、食事をするのも、すべて同じ空間なので、壁や扉はなくても床材や床の高さを変えゾーン分けするよう工夫しました。子どもが大きくなって個室が必要になったら、部屋をつくってもいいし、この家を人に貸して、引っ越してもいいかなって思っています。

ライフスタイルの変化とともに住む場所も空間も柔軟に変えていく、というのが私たち家族のスタイルです。


玄関のたたきと、室内のモルタル床を区別するため、10㎜の段差をつけています。圧迫感が出ないのがメリット。


玄関横は、ちょっとした仕事ができるよう作業スペースとして設けた空間ですが、自転車やバギーなどを置く玄関収納として兼用しています。


左・ここはトイレ。コンクリートブロックを積み上げた壁。開口上部に鉄板を渡し、その上にブロックをのせて引き戸をつけています。右・シンプルで家の中でいちばん落ち着く空間です。

小松さんのお宅の間取り図

【小松さんのお宅のリノベーションDATA】
家族構成/妻34歳・夫40歳・長男3歳
築年数/43年
間取り/3LDK+S→1R
延べ床面積/85.51㎡
物件購入価格/1700万円
リノベーション費用/600万円
リノベーション面積/85.51㎡
補強工事/なし
設計/小松由希子
施工/ホームプランナー
住所/愛知県名古屋市名東区牧の里2−110
TEL/052-701-9010
HP/http://www.homeplanner.co.jp/

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