玄関からLDKまで土間でつながる住まいにリノベーション【北海道】

Comehome!
2022.10.24

※Come home! webに掲載された記事を転載しています

三角屋根が可愛い築40年の物件をリノベーション。海外住宅の間取りみたく、土間を介して玄関とLDKを直結させる間取りをプランしました。解放的でつながるを感じる住まいのさらなる魅力をどうぞ!

土間を介して玄関と部屋がつながる間取りなので、ブロックの仕切りで丸見え防止。窓は断熱性の高い3重ガラスに。

たたきは土間とつなげてコンクリート打ちに。階段の側面に、白く塗った杉板を張り、明るい印象にしました。

この記事は『リノベーションでつくる ヴィンテージスタイルの家』より抜粋しています。
その他のリノベーション施工実例はこちらより。

【リノベーションDATA】
築年数/40年
間取り/5LDK
延べ床面積/98.95㎡(1階60.03㎡ 2階38.92㎡) 
物件購入価格/700万円
リノベーション費用/1650万円※薪小屋、物置小屋、庭整地含む
リノベーション面積/100㎡
施工/スロウル

玄関は収納もたっぷり

靴箱はクロークスタイルなので、たくさん入ります。壁の黒板は家族で塗りました。子どものお絵かきに最適。

この玄関ドアは、部屋に直結したドアです。無垢板のドアは、断熱ドアで施工会社にオーダーしたもの。

1枚板の流し台は洗練されていて美しい!

キッチンにはIHクッキングヒーターと「ミーレ」の食洗機をビルトイン。

高い位置にオープンシェルフをつけ、見せる収納に。

実はリノベーションは2回目!
以前の家に愛着があり、同じようにプラン

 私がリノベーションハウスをつくるのは、今回で2回目なんです。最初は、郷里で中古住宅を自分で直したのですが、転勤で離れることになったんです。そうしたら、今後の転勤はないということになって。それだったら、愛着があった以前の家と同じような三角屋根の家で暮らしたいと思ったんです。新築も考えたけど、3000万円以上かかると言われて断念。それで2度目のリノベーションとなりました。
 でもね、肝心の中古の家がなかなか見つからない。三角屋根に絞ったので、駅から遠かったり、傷みが激しかったりで。3年がたったとき、ようやくこの家に出会えました。職場にも駅にも、学校にも近く、家の状態も悪くありません。予算を200万円もオーバーしてしまいましたが、長く住むことを考えたらお買い得。おきらめずに探しつづけてよかった、と心底思いました。

見学会で見たタイル使いやホタテ漆喰塗りをお手本に

LDKをひと間にするために柱を1本取ったので、梁に角材を足して補強。壁はザラッとした質感のホタテ漆喰を塗っています。

 家探しに時間がかかりましたが、いいこともあったんです。リノベーションを頼みたい会社が手がけた施工例を見学して、間取りやあしらいなどをたくさん勉強できたんです。わが家のタイル使いの壁やホタテ漆喰塗りの壁は、見学先で見て取り入れたもの。
 リノベーション自体は、柱と梁、屋根、壁だけを残したフルリノベに近いものでした。断熱材をしっかり入れて、壁と床を造り直し、オープンLDKの間取りに変えました。窓をふやせなかったなどあきらめたところもありますが、念願の三角屋根の家で、家族の気配を感じながら暮らせるのは幸せそのもの。庭づくりもしようねって、妻との会話もはずんでいます。

メイク用の机は女子3人から好評!

シンクまわりのタイルは、妻のリクエスト。うちは女子3人なので、メイク用の机も用意。鏡は額縁をリメイクしたもの。

壁には坊カビ性のホタテ漆喰を塗布。トイレは「LIXIL」のサティス。勾配天井を生かしたので、広く感じます。

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