「プリンセスの部屋みたい!」子どもの夢をかなえたレトロで可愛い中古住宅【前半】

Comehome!
2022.12.19

※Come home! webに掲載された記事を転載しています

結婚当初は実家を出てマンションで暮らしていましたが、両親が田舎暮らしをしたいと引っ越しを決めたので、譲り受けることにしました。4年間住んでみると古さが目立ち、動線も今の暮らしに合わなくて、不満を感じるように……。特に、キッチンから洗面所までが遠くて不便だったので直結する入り口をつくったからかなり暮らしやすくなったそう。

今はまだ子どもたちが小さいので、個室ではなく目的別に部屋を分けています。勉強部屋は主に9歳のお姉ちゃん用。

この記事は『リノベーションでつくる カッコよくて心地いい家』より抜粋しています。
その他のリノベーション施工実例はこちらより

【リノベーションDATA】
築年数/40年
間取り/4LDK→4LDK+WIC
延床面積/117.46㎡(1階/70.13㎡ 2階/47.33㎡)
リノベーション費用/1500万円
リノベーション面積/84㎡
施工/アネストワン

1階はジブリの映画のようなノスタルジックなデザインに

ダイニングキッチンとリビングをひと続きに。リビングにはパソコン作業や宿題ができるカウンターデスクを作りました。

リビングドアもレトロな内装に合わせたデザインをリクエスト。ナラ材の突き板仕上げで、模様入りガラスを使用。

構造上抜けない壁には小窓をつけて

リビングとDKの間にある壁は構造上抜けないので、小窓を設けてアクセントにしました。模様入りのガラスで可愛く。

以前の様子

ダイニングとキッチンの間に仕切りがなく、ひとつづきでした。

子ども時代をすごした築40年の家をレトロな洋館風に

 私は子どものころから、キッチンでクッキーやケーキを焼いて、家族に食べてもらうのが趣味でした。あれから十数年。両親から実家を譲り受けて、再びあのキッチンに立つようになると、「古くなったなぁ」って実感するように。思えば築40年。床はギシギシ、壁は日に焼けてセピア色で、冬は寒さで凍えるほどでした。私には「ジブリの映画に登場する、外国の田舎家っぽい家に住みたい」という夢があって。リノベーションする際に、施工会社にイメ―ジを伝えました。その思いが形になったのが、ミモザのヘリンボーンの床や、洋館のキッチンにありそうな吊り戸棚です。
 見た目だけでなく、家の性能も上げました。窓はペアガラスに替えて断熱性をアップ。真新しいキッチンは使い勝手も上々です。生まれ変わったわが家は格段に快適で、ますます愛おしく感じています。

玄関の床もヘリンボーン張に

玄関は靴箱を造作し、式台までヘリンボーン張りにしました。古いタイルのたたきは石に替えたかったものの、コスト面で断念。

白を基調に清潔感のあるサニタリーに

もとは味けないシステム洗面台。ホワイトを基調に造作してもらい明るいサニタリーになりました。三面鏡は主人のリクエストです。

「名古屋モザイク工業」のニューヨーカーグラスWZ-T1505Pは22000円/m2。洗面シンクは「ジャニス」スクエアラインL553CFBW1。

この記事の後半はこちらより(12月20日11時公開予定)

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

ページトップ