古道具店のよう！10畳の広い玄関土間があるリノベマンション【前半】

※Come home! webに掲載された記事を転載しています

転勤をきっかけにマイホームをもつことを決意したTさん夫婦。最初は賃貸を検討していましたが、のちのちのことを考え、中古住宅を買ってリノベーションすることにしました。日当たりがよく日中はいつも暖か。そして、100㎡を越えるバルコニーのおかげで、自然の気持ちを感じる暮らしを手に入れることができました。

この記事は『中古マンション・戸建てをリノベーションしてカッコよく暮らす』より抜粋しています。
その他のリノベーション施工実例はこちらより

壁に並んだルーバー扉が玄関のアクセント

靴箱は蚤の市で購入。造作の靴箱も提案していただきましたが、探したほうが楽しいと思い、お断りしました。

キッチンへつながっているモルタル床です。クラックが入りましたが、それも味だと思って楽しんでいます。

薬院の「eel」で買った工業用のボビンを使ったライト。

以前の様子

窓が多い家なので、外廊下を歩く人の気配を感じやすいのが難点でした。

アイランドキッチンは動きやすくてノンストレス

足場板を使ったカウンターテーブルの奥行きは40cm、右横のミシンスペースは奥行き70cmにして広々と。

３口のガスコンロで収納力もある「LIXIL」AS。カラーはソリッドホワイト。

カウンタ―の前面は、薄く塗ってもひび割れしにくいカチオン系モルタルを、コテ跡を残して塗装。

幕板をつけてしっかりとした造りに。テーブルはトータルで14万1900円。

愛犬とすごせる小上がりがお気に入り

おあげとひなたぼっこしたくて一部を小上がりに。上りやすいよう階段も設けました。

おあげは、いつもここで気持ちよさそうに昼寝しています。

寝転んでも痛くないよう、床の表面を丸く削るなぐり加工を施してもらいました。

以前の様子

もとは半個室のキッチンがありました。壁を取り除いて少し前に出し、拡張しました。

キッチンを家の中心に移動して
食事はもちろん趣味も楽しめるように

　夫の転勤で地方に引っ越すことになり、始めは賃貸を検討していました。でも、調べてみると購入するほうが月々の支払いが安いことがわかって。それにせっかくわが家をもつのなら、自分たちの好みの家にしたいよねって意見が一致して、中古をリノベーションすることにしたんです。日当たりがよくて愛犬が遊べるバルコニー付きのマンションという希望で、リノベーション会社にお願いしたところ、ぴったりの物件を探してきてくれたんです。昔ながらの商店街が近くにあって暮らしやすく、建物は築年数のわりにきれい。バルコニーは100㎡越えでした。まわりに高い建物がなく、視線が気にならないのも決め手でした。
　こだわったのは、間取りです。夫は料理を楽しみ、私はミシンをかけるスペースが欲しくて、大きなカウンターテーブル付きのキッチンをつくってもらいました。また、愛犬のおあげがのんびりできる小上がりや縁側も、欲しかったもののひとつです。

【リノベーションDATA】
築年数／32年
間取り／１LDK→１LDK＋玄関土間＋WTC
延床面積／81.47㎡
物件購入価格／2100万円
リノベーション費用／1400万円
施工／リノベる。福岡(カナツ技建工業)

この記事の後半はこちらより(12月26日11時公開予定)