1932年建築の集合住宅を大正ロマンを感じる住まいに【後半】
※Come home! webに掲載された記事を転載しています
実家暮らしからひとり暮らしをはじめようと、選んだのが1932年に作られた集合住宅でした。実は、幼稚園児のころから目にしていた親しみのある家だったそう。モールディング調の長押やガラス入りの洋風の欄間など、当時の趣を生かしつつ大正ロマンを感じる内装へとリノベーションしました。
この記事の前半はこちら
この記事は『リノベーションでつくる 心地よくておしゃれなわが家』より抜粋しています。
その他のリノベーション施工実例はこちらより
元キッチンをサニタリーに改装
以前の様子
押入れをクロゼットに変更
レトロなステンドグラスがお出迎え
レトロな家具が似合う住まいが完成
和洋折衷の凝った意匠をそのまま生かしたくて、リノベーションは「アートアンドクラフト」に依頼しました。レトロ建築の写真集に掲載されていたリノベーション会社で、ここなら私の好みも分かってくれると思って。その直感は正解! 水まわりなどの設備面は使いやすく、でもデザインや造作は当時の面影を残した仕上がりに。洗面所の棚をキッチンにつけ替えたり、キッチンのドアを寝室に再利用したりと、使えるものは最大限に利用する工夫も。おかげで大好きなレトロ家具が似合う空間が完成。あちこち歩いて家具を選ぶのも楽しくて仕方ありません。
実家にいたころは、私が料理をするなんて! って自他ともに思っていたけれど、今では自炊はもちろん、友達を招いて手料理でおもてなしをするまでに。その変化には、自分がいちばん驚いています。それもこれも、憧れのレトロ物件に住めたおかげです。
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。