棚づかいで、ものが多くてもすっきりしている田中さん宅(後編)
※Come home! webに掲載された記事を転載しています
造り付けの棚や、気に入って買った棚。「とりあえず置いとこう」「取りやすいからいいか」なんてことが続くといつの間にか生活感たっぷりになっちゃいがちです。ものがたくさんあっても片づいて見える。そんな上級者さんに、棚収納のコツを教わりました。
リビングすっきり見せのコツ
1 棚全部を収納に使わない
2 雑誌は寝かせて収納
3 余白≧雑貨・日用品
↓
1 棚の上半分は飾るスペースと決め、下半分はかごや箱を使って日用品を潜ませて。
2 雑誌は横に寝かせて積み上げると棚板と本のラインがそろってすっきりして見えます。
3 あるだけ詰め込まず、余白を主役にするぐらいの意識で並べるほうが、ものの魅力が引き立ちます。
好きな作家さんの器を飾りたくて棚を手作り。雑貨が美しく見えるよう計算し、幅165×高さ113×奥行き25㎝に。
アイロンは見た目が気に入っているのでブリキの箱に入れるだけ。
わが家のサニタリーには壁1面につけたオープンシェルフがあります。扉をつけるか迷ったけれど、収納棚とはいえ眺めよく整えて、好きなコーナーにしたかったんです。
サニタリーって日用品がたくさんあって、生活感が出がちな場所でしょ。それをいかにすっきり見せるかは、容器選びやバランスにかかっています。箱やかご1個を選ぶにも、サイズを測るためメジャーを持ち歩き、好きな色、素材、質感のものを厳選します。これはどの場所でも同じ。
もうひとつ大切にしているのは、ゆとりです。以前、靴箱に幅や高さがぴったりのプラスチック容器を並べていたら、親しい友達に「入れ物も並べ方も、あなたらしくないよ」って言われて。確かに私はスキがない感じより、ゆとりがあるほうが好きだった! と再認識。以来、ものと余白の気持ちいいバランスを、より意識するようになりました。
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