ものへの愛着と家族の絆を育てる収納(前編)
※Come home! webに掲載された記事を転載しています
思い入れのあるものを手に取ったり眺めたりできる場所へ。
たったそれだけなのに会話や行動が変わりはじめて――
降矢あさこさん
思い出の品をまとめたら亡き父がよく話題に

それまでしまい込んでいた写真や形見の品を大切に並べて。実家が遠方でなかなかお墓参りに行けないがっちゃんもうれしそう。

右ががっちゃんのお父さん、左が私の家族の写真。娘の花凛も、 「これでおじいちゃん帰って来られるね」って喜んでくれました。

どっしりとした金庫は、お父さんが大切にしていたものだそう。
うちのリビングには手作りのキャビネットがあります。中に入れているのは、がっちゃん(夫の呼び名です)の父の遺品や写真。いわばわが家の仏壇みたいなものです。作った当初は、雑貨を飾ろうと思っていたんですが……。
気持ちが変わったのは、映画『リメンバー・ミー』を観たのがきっかけでした。家族を思う大切さがテーマで、「死の国」の住人は、家族に忘れられてしまったら、お盆のような「死者の日」に戻って来られない――というお話。帰り道、娘が「うちは写真がないからおじいちゃんが帰って来られないね」と悲しそうに言ったんです。その言葉にハッとさせられました。
その後、しまい込んでいた父の写真や遺品を飾ってみたら、思い出話をする機会がふえて。置き場所ひとつでこんな影響があるんですね。これを機に、収納をまた見直しました。そのひとつが、娘のクロゼット。大人と一緒が不便そうだった娘は大喜び。自分で管理するようになって、ヘアゴム1個も大事にしています。
専用クロゼットをもった娘はおしゃれの意欲向上!

カラーボックスをリメイクして扉をつけ、ミニクロゼットに。 小学4年生の娘、花凛の学用品や洋服を収納しています。娘は自 分のものをきちんと管理できるようになりました。

お出かけ用のヘアゴムはビニールポケットに分けて管理。

ラベルも自分で作りました。

流木のハンガー掛けに洋服をハンギング。

キャビネットはいつでも視界に入るソファ脇を定位置に。それまで飾りすぎていた雑貨をなくしたら、すっきり。

花凛のクロゼットは、 動線がいいリビング脇の洋室に。着がえも朝の登校準備もスムーズにできるように。
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