サスティナブルな収納(2)【前編】洋服や子ども用品は 家族がしまいやすい方法で
※Come home! webに掲載された記事を転載しています
無理なくすっきりが長続きする“サスティナブルな収納”の実例をお届けしています。本日から前後編でご紹介する2軒目は樋口さんの家。3人目のお子さんが生まれた頃から、「家族参加型」の収納に変えていった樋口さん。ポイントは、「夫や子どもたちが自分のものをどこにしまえばいいかひと目でわかるようにすること」だそう。ショップのような洋服収納や、手作りの机を置いたキッズスペースにご注目です。
この記事は、Come home! vol.66より抜粋しています。
家族みんなが自分の場所を
ラクに管理できる収納に
〈樋口千晶さん〉
寝室の押入れが大人のクロゼット。たたむ手間を省き、空間はゆったりめに。上段の棚にはよく着る服を3枚まで重ねて収納。これなら崩れません。デニムはショップ風に壁にかけて。
石こうボード用ピンで「Seria」のU型ブラケットを固定し、ハンガーをかけられるようにしました。
石こうボード用ピンでとめたステンレスフックにデニムのベルト通しを引っかけて収納。
木製に見える引き出しは、実はプラケース。前面に薄く切られた足場板を張ってリメイク。
ストールは、ワイヤー かごに入れて、中身がひと目でわかるようにしました。
ランドセルや教科書は
3段ラックを定位置に
インテリアに合わせて手作りした学習机をリビングに置いています。机の上を広く使えるよう壁に棚をつけました。
学校のプリントは、白いファイルボックスに入れています。 背の高いほうを手前にしてすっきり。
机の横に市販の3段ラックを置いて、ファイルボックスやランドセルを置けるように。
歩きはじめた次男が動きやすいように、リビングはいつもすっきり。おもちゃは、バスケットに入れて壁際に。
子どもが3人の5人家族で、部屋をすっきり片づけておくには、家族の協力が欠かせません。でも、口うるさくしまいなさいって言ったら反発が起きて逆効果。そこで、家族それぞれのものに、帰る場所をつくることにしました。決まった場所に戻すだけなら、夫や小学生の子どもたちにも難しくないかなって。 上の子2人は、学校から帰ったらランドセルを机の横のラックに置き、プリントは書類ケースに入れてもらう決まりに。学習机はリビングに置いてアクセスよく。洗濯物も自分 の分は自分でたたみます。といっても、強制したわけじゃなくて、私の真似をする子どもを見た夫が、どっちが上手にたためるかって、 遊び感覚でやってくれるようになったんです。サニタリーに一人1個ずつ箱を置いたら、片づけまで自分でしてくれるようになりました。
この家でひとつ困ったのは、寝室にある押入れ。奥行きがあって使いづらいけど、ここしか夫婦の洋服をしまえる場所がありません。 そこで、奥行きを半分にして使おうと。奥半分にはお下がりに使うサイズアウトした子ども服と靴を置き、手前にラックを置いて、洋服やストールを置くことにしました。夫のデニムは壁掛けスタイルに。この効果は絶大で、 デニムを椅子にかけっぱなしにするのをやめてくれました。今では何も言わなくても、夫も子どもたちも自分で片づけてくれるので、 私は大助かり。広々としたリビングではよちよち歩きの次男がのびのびと遊んでいます。
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