キッチン周辺は簡単にわかる収納に変更【サスティナブルな収納4・後編】
※Come home! webに掲載された記事を転載しています
すっきりが長続きする“サスティナブルな収納”。本日の記事は最終回です。収納場所をテレビ台や冷蔵庫まわりに集約している菅さん。前編のリビングに続き、後編はキッチン中心にご紹介。ご夫婦で料理することが多い菅さんは、ご主人がひと目でわかりやすい収納にするため、調味料や食品の詰め替えもおしゃれなかご収納もやめたそう。試行錯誤の末たに辿り着いた、今の収納システムに注目です!
この記事は、Come home! vol.66より抜粋しています。
“ひと目でわかる収納”が
ストレス回避の近道です
〈菅 久美子さん 〉
使用頻度が高いものは見せる収納でわかりやすく。2番目ぐらいのものは引き出しに。引き出し内も見渡せるようにするのが鍵。
詰め込みすぎないのが
すっきりが長続きする秘訣
大好きな古道具は使うのもしまうのも心がときめいて。
すぐ取り出したいお皿は、大中小を手作りした棚に。立てる収納より取り出しやすいんです。
野菜は古新聞で作った袋で小分けし、古い木箱に。
子どもたちのおやつはシーグラスバスケットにざっくりと。
必要なものはたいていここと
わかる場所を決めるのがよし
種類ごとに分けてわかりやすく。ストックは1つにしてゆとりを。
シンク下もファイルケースでジャンル分け。ゴミ袋は「無印良品」のハンギングホルダーに挟み、取り出しやすく。
私たち夫婦はよく一緒に料理をするんです。 でも、手が放せないときに限って、「だしはどこ?」などと聞かれ、私の作業も中断。なんとかならないかしらと思っていました。 原因を探って導き出した答えは、調味料などの詰め替えをやめること。ラベリングさえしておけばわかるはずなんて思っていたけれ ど、「だしの素はこのパッケージ」という認識が主人にはあるのか、わかりづらかったみたい。パッケージのまま引き出しに収納したら、さっと見つけ出せるようになったんです。 ストックも1つと決めて、粉類、調味料、乾物など種類ごとに仕切って整列したら料理の手際もよくなって。ひと目で見てわかるから、 主人も「ここにあったはず」とわかってくれるようになりました。
実は、冷蔵庫脇が
わが家の収納特等席
お知らせなどはクリアファイルに1枚ずつ入れて冷蔵庫横に。めくるだけだから探しやすいと好評。
よく使う体温計、爪切り、ハサミは冷蔵庫脇の引き出しに。冷蔵庫周辺をうろつく家族のクセから決めました。
もうひとつやめたのがかご収納。わが家の場合、かごの中身をひっくり返して大捜索されてしまい、余計な家事がふえる原因だったんです。だから仕分けしやすいコンパクトな引き出しを活用することに。また、おやつや毎日使う体温計などは、家族がよくうろうろする冷蔵庫まわりに集約。「冷蔵庫付近にある」という記憶は定着しやすかったようで、「あれどこ?」がだいぶ減ってきました。試行錯誤しつつ収納システムが整ってきたわが家。私だけではなくて、家族みんなが気分よく使えることがきれいを保つ秘訣でした。 わいのわいの言いながら、主人と一緒に料理する時間が、前より楽しくなった気がします。
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