【山藤陽子さんに教わる】インテリアをリフレッシュ(2)【精油を活用】

Comehome!
2025.03.21

※Come home! webに掲載された記事を転載しています

インテリアを一新したいときに試したい、香りを使ったリフレッシュ術。香りのプロ”山藤陽子さんに教わった活用法をお届けします。前回の記事でご紹介したアロマでリラックスする方法に続き、今回は精油の使い方がテーマです。

この記事は、Come home! vol.67より抜粋しています。

精油なら
日常生活のいろんなシーンで使えます
特別な道具がなくても大丈夫 
〈ライフスタイルディレクター 山藤陽子さん〉

天然の植物から、香り成分を抽出したエッセンスが精油。手軽に天然の香りを楽しめますが、ディフューザーやアロマポットで香らせる以外、使いみちがわからないという声をよく耳にします。でも実は、熱湯に数滴落とすだけでも香りは拡散するんです。アロマ初心者ももっと気軽に、こんな方法で日常の暮らしに取り入れてみて。

来客を迎える前の玄関に
熱湯で香りを広げて

精油は熱で揮発するので、器に熱湯を注いで精油を落とすだけで香りが広がります。耐熱の器であれば、マグカップなどでもOK。電源も火も使わないので、幅広い場所で楽しめます。たとえば、玄関の靴箱の上に置いて、来客や家族を天然の香りで出迎えて。


200~300mℓの熱湯に、精油計5滴が目安。精油をブレンドして、好みの香りにアレンジするのも楽しみ方。

 

拭き掃除のバケツに
抗菌に役立つ精油を

バケツの水に精油を数滴落とし、クロスを絞って拭き掃除を。抗菌作用のある精油を使って、雑菌が気になる場所を拭くのもおすすめ。 いい香りを楽しみながら抗菌効果も期待できて、拭き掃除が気持ちよくできます。精油が手肌に触れないよう気をつけ、心配な場合はゴム手袋でガードを。



2lの水に精油10滴ほどが目安。抗菌作用のある精油はペパーミントやティートリーが清涼感もあって掃除向き。

 

重曹にしみ込ませて
トイレのナチュラル芳香剤に

重曹に精油をなじませると、精油は揮発してもポプリのように香りが残ります。香りが飛んだら精油を足し、 2週間ほどしたら便器内のこすり洗いなど掃除に使うと無駄がありません。重曹は匂いや湿気を吸着するので、トイレのほか、靴箱などにもおすすめです。


重曹100gにレモンやペパーミントの精油を計10滴混ぜ、ときどき混ぜて半日以上おき、香りをなじませて。

 

はちみつに溶かして作る
簡単ハニーバスソルト

精油は直接、肌に触れると刺激があるため、入浴剤に使う場合は専用の植物油などに溶かします。気軽に楽しむには、精油をはちみつに溶かし、天然塩に混ぜて。はちみつにも肌を柔軟にする効果があり、ほのかな甘い香りも楽しめます。入浴前にそのつど作るほうが、 新鮮な香りが楽しめますよ。



器にはちみつ大さじ1、好みの精油3 ~ 5滴を入れてよく混ぜる。



精油が溶けたら天然塩大さじ3、水少量を加 えて混ぜ、風呂の湯に溶かす。 故障の原因になるので追いだき機能は使用しないこと。

 

教えてくれたのは 山藤陽子さん


ライフスタイルディレクター。 YORK.代表。「気持ちいいこと」をテーマに香りや衣食住などの提案、調香による空間デザインや商品開発などを手がける。東京・南青山の予約制サロン「HEIGHTS」には山藤さんの選んだアイテムが並び、パーソナルカウンセリングも行う。

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

ページトップ