【山藤陽子さんに教わる】インテリアをリフレッシュ(1)【アロマでリラックス】
※Come home! webに掲載された記事を転載しています
インテリアを一新したいときに試したいのが、布や香りを使ったリフレッシュ術。これまでの記事 でご紹介した布づかいのアイデアに続き、“香りのプロ”に教わった活用法を、本日より3回に分けてお届けします。
日々のリフレッシュやリラックスに、植物の香り(アロマ)を取り入れてみませんか?香りのデザイナー・山藤陽子さんに、日常で手軽に楽しめる、アロマの使いこなし方を教わりました。
この記事は、Come home! vol.67より抜粋しています。
天然の植物の香りは心身に働きかけます
構えずに日々の暮らしのなかで
楽しむのが一番
〈ライフスタイルディレクター 山藤陽子さん〉
教えてくれたのは 山藤陽子さん
ライフスタイルディレクター。 YORK.代表。「気持ちいいこと」をテーマに香りや衣食住などの提案、調香による空間デザインや商品開発などを手がける。東京・南青山の予約制サロン「HEIGHTS」には山藤さんの選んだアイテムが並び、パーソナルカウンセリングも行う。
私は仕事に限らず日常の暮らしで〝いい香り〟に触れることを大切にしています。肝心なのは人工の香りでなく、 天然の植物の香りに触れること。化学調味料より天然出汁のほうがいいのと一緒です。
Tea
ハーブのお茶でリラックス
いい香りをかぐと
自然と呼吸も深くなります
オーガニックのドライハーブを各種そろえ、そのときの気分に合わせてブレンド。香りは熱で気化するのでポットウォーマーで温めて楽しみます。
Interior
枕もとには甘い香りの花を
眠るときも目覚めたときも
幸せな気持ちに
お気に入りの花は、バラ作家の國枝啓二さんによるオリジナル品種の「和ばら」。
香りも色合いも清楚なのに生命力が感じられ、枕もとに飾ると朝 “おはよう” と声をかけたくなります。
フランスの歴史ある紙お香「パピエ ダルメニイ」。伝統製法で作られ、飾っておくだけでも香りが。
フルーツを買ったら、まず飾って香りを楽しむ。
自ら調香したボタニカルパフュームブランドが昨年誕生。最新作「MOCHA(モカ)」 はコーヒーの精油を使い、愛猫の名前と重ねて名づけた。
精油に限らず、花やフルーツを飾ったり、コーヒー豆を小皿に入れたりして香りを楽しむことも。植物の香りは、 人の心身にさまざまな効果をもたらすことが知られています。アロマテラピーと構えなくても、日常で習慣的に天然の香りを楽しめば、さりげなく効果を実感できます。 まずは、香りを意識することが大切。私はいつも〝いい香り〟と感じた瞬間、深呼吸をしています。植物の香り成分は呼吸で肺からも取り込めるというから、気分的なものだとしても、鼻でかぐだけで終わるよりも得でしょ。日常で気軽に天然の香りを楽しんで、心身のリフレッシュに役立ててください。
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