【9月の花】ニュアンスカラーでいけるダリア
※Come home! webに掲載された記事を転載しています
この連載では、フラワースタイリストの増田由希子さんにナチュラルなインテリアに似合う季節の花とその特徴や扱い方、アレンジしやすい花器について教わります。第5回は秋の花のなかから「ダリア」と「トルコキキョウ」のアレンジをご紹介します。
※この記事は、2021年8月発行のCome home!vol.65の一部を抜粋しています。
ベージュがかった大輪のダリアはそれだけで秋らしい雰囲気
ツル性の緑を垂らしてバランスよく
春から夏の草花に変わって、秋には質感にぬくもりを感じるもの、深い色みやニュアンスカラーの草花が多く出まわり、季節の移ろいを見せてくれます。なかでも私が気に入っているもののひとつがダリアの「カフェオレ」。くすみを帯びたアプリコットカラーが素敵。花が大きいので丈の高い花瓶を合わせ、花を寄せたのとは反対側にテイカカズラを垂らしてバランスをとっています。チョコレートコスモスを添えて色を深めることで、秋らしくシックなアレンジに。
一輪で華やぎをもたらす大輪の花が魅力
ダリアは初夏に咲きはじめ、秋に花の盛りを迎えます。種類が多くて、花顔もサイズもさまざまです。今回アレンジした「カフェオレ」はニュアンスカラーの美しさはもとより、人の顔が隠れるほどの大輪の花が魅力。直径10㎝ほどのマム(写真右)と並べると、その大きさがわかりますよね。ダリアは水揚げがよいのでⅠ種で飾るときは花瓶の水は少量でいいけれど、今回合わせたテイカカズラは水が好きなので花瓶の水はたっぷりと入れています。
ダリアの茎は中が空洞になっています。切り口がつぶれると水が濁るので、ていねいに真横にスパッと切りましょう。
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