【壁を抜いてリビングを広く!】DIYでわが家をもっと愛しい場所に ③(前編)
※Come home! webに掲載された記事を転載しています
手間ひまをかけてでも、今よりもっとわが家を愛したい!これまでの記事で、そんな気持ちを原動力にDIYに勤しむ方々の暮らしをご紹介しています。本日より登場するのは、「子育てに忙しかったころは、インテリアは半ばあきらめていた」という小黒さんの家。子育てが手離れたころ、少しずつDIYで模様がえを始めたそう。あきらめずに家族で協力し合い、広く素敵に生まれ変わったリビングを見せていただきました!
この記事は、Come home! vol.68より抜粋しています。
子育てを一段落したら
DIYで大人の部屋づくりを
〈小黒千都さん〉
子ども部屋の壁を親子3人で抜いて、リビングを大きく広げました。無垢の木やグリーンなど、自然の素材をインテリアに取りれたことで、くつろげる場所になりました。
壁を撤去して内窓を手作り
憧れの内窓も手作りで。 木枠のみでガラスは入っていません。
窓辺の景色をセンスアップ!
掃き出し窓に念願のルーバー付き窓枠をDIYしたら部屋の雰囲気が一新。壁に漆喰を塗りやわらかな空間に 。
掃き出し窓の内側に、シンプソン金具で1 ×4材を組んで基礎になる窓枠を作製。
羽板はバルサ材。一枚一枚角度をそろえて枠に接着しています。
古道具店で見つけたガラス窓を蝶番で枠に固定し、その下には杉材を張ってふさいで腰高窓に。
張るだけDIYで
ログハウスのような雰囲気に
3種類の厚さに切った角材を壁に接着してログハウス風に。豊かな木の表情が楽しめます。
床暖房の配線が通っていて壁を取り壊せなかった一角に、杉材の板を張りアクセントウォールに。
私が本格的に部屋づくりを始めたのは7年ほど前のこと。 18年前にこのマンションに入居したころは、DIYという言葉なんて意識の外でした。当時は子どもが小さかったから、今ほどインテリアに気をくばる余裕はなく、雑貨を飾ったり、布で空間に変化をつけたりして楽しむ程度で。でもその経験から、どんなにお気に入りを集めても、背景が変わらなければ思い描く空間にはならないんだって実感したんです。とはいえ、 リフォームにはお金がかかるし、人頼みにするとイメージが伝わるかどうか不安。それを夫に話すと、「それなら自分で好きなようにやってみたら?」って。 最初は、〝上手にできなかったらやり直せばいい〟 くらいの気持ちでキッチンの棚作りから始め、壁を塗ってみました。そうしたら劇的に見違えて、味わったことのない達成感が得られたんです。そこに並ぶ雑貨や道具も格段に魅力的に見えました。 この成果に勢いをもらって、リビングの壁を抜いて隣室とつなげるという大仕事に挑戦することに。本当は子どもが独立したらやろうと計画していたことでしたが、早いほうがいいと思って。夫と息子も巻き込んで家族3人で壁を取り壊し、念願の明るく広いリビングを手に入れました。これが想像以上に居心地がよくて家族全員がリビングですごす時間がふえたんです。 思いきってやってよかった!理想の家は自分たちの手でつくれることを、実体験で学んだ気持ちです。
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。