キッチンと庭の距離を縮めて家庭菜園を楽しめる家に【東京】

Comehome!
2024.10.07

※Come home! webに掲載された記事を転載しています


人生において、家づくりはゴールではなくスタート地点です。その家でしたい暮らしや、お金をかけたい趣味なども出てくる可能性があるから、そのことも考えながら家づくりのマネープランを立てる必要があります。今回ご紹介するマヤさんは、好きなインテリアを楽しみつつ、理想の暮らしを実現するためには、新築でなくリノベーションが最適と考えました。

【マヤさんのお宅のリノベーションDATA】
築年数/22年
間取り/3LDK→3LDK+パントリー
延べ床面積/67.28㎡
物件購入価格/2690万円
リノベーション費用/699万円
リノベーション面積/67.28㎡
施工/entrie(エントリエ) ホームテック株式会社

 

間取り図変更のアイデア


間取りの真ん中にあった2.8畳の小さなキッチンを取り払い、スペースをわずかに広げて夫の寝室に。キッチンは、庭(テラス)に面した和室につくり直しました。また、キッチンからパントリーを通ってサニタリーへと抜けられる間取りにしたことで洗濯動線をぐっと短く。


リノベ前のリビングダイニング。隣はふすまで仕切られた和室でした。


窓側にあったLDと和室の間の壁とふすまを撤去。広くなったぶん、照明はペンダントライトを複数吊るしています。照明器具は東京の「スロウ」や「カリモク」で購入したもの。

 

施工会社は4社に見積もりを依頼
こだわりにとことん向き合ってくれる会社を選んで

賃貸住宅に住んでいたころ、市民農園を借りて野菜づくりにハマっていた私は、家を買うなら庭付きがいいな~と考えていました。インテリアは実現したいイメージがほぼ固まっていたから、新築よりも内装にお金を使えるリノベーションがいいなって。条件がぴったりだったこの物件を見つけて、すぐに内覧しました。

もともとリフォーム済みで売り出す予定だったそうで、内覧時は内装工事の真っ最中。その場で工事をストップしてもらい、その状態のまま購入することを決めました。キッチンやお風呂が撤去済みだったから、解体撤去費が安く済んで、ラッキーでした。

工務店は4社に見積もりを依頼しました。「この予算では無理」と断られるなか、私のこだわりに根気よくつき合ってくれた「エントリエ」にお願いすることに。マンションリノベーションに強い会社で、キッチンを移設するアイデアなどを提案してくれました。おかげで理想をあきらめず形にできて、幸せな毎日です。

 

キッチンから畑に出られるから収穫したてをすぐに料理できます


家庭菜園ができる庭付きマンションで自主管理ができるマンションは希少。大根や小松菜などの野菜やハーブを育てています。


庭に面した場所にキッチンを移したので、その日必要な野菜をさっと収穫しに出られます。料理が好きなので、ガスコンロは火力の強い「ハーマン」のプラス・ドゥをチョイス。ショールームで選び、施主支給しました。壁に張ったタイルは、「LIXIL(INAX)」のオルディID-1080、和の古典柄入りシリーズ。そのなかの無地で濃淡のきれいなDAY2Fを使用。壁の収納棚の材料は「ウッドプロ」から足場板を取り寄せ、大工さんにつけてもらいました。キッチンに向かって左側にパントリーや家電置き場を設けて、収納もしっかり確保。


もとはカウンターキッチンが家の中央にありました。

 

キッチンとサニタリーをつなげて選択動線も短縮


パントリーの先は、サニタリーにつながっています。洗濯機置き場もこのスペースに。「TOTO」のSK106を使って洗面台を造作。タイルの配色は、サンプルを3回取り寄せて迷いに迷って決めました。


ドットの丸模様は「ミナ・ペルホネン」オリジナルタイル。「名古屋モザイク工業」ART25FのF1とM1を組み合わせて。


鏡の上につけたブラケットライトは、真鍮とガラスの組み合わせが気に入った「後藤照明」のレトロブラケットGLF-3378Xを施主支給。12,400円でした。

家庭菜園を楽しみつつ、家事動線まで暮らしに合わせて上手に変更したマヤさん。家づくりにおけるもう一つのこだわりは、インテリアにあります。次回は、お気に入りの雑貨や家具が映える空間づくりや、家族全員に個室を設けるために間取りの工夫についてご紹介します。

 


 

マヤさんのお宅のリノベーションの詳細は、『マンションリノベーションで理想の家を手に入れる』でご覧になれます。

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