おしゃれな子ども部屋は、最高の自己肯定感を育んでくれる場所になる

今日のひとしな
2024.04.24

〜「カラーワークス」より vol.24 ~


こんにちは、カラーワークスの灰野です。
昨日は私が子どもと一緒にペイントしたお話をさせていただきました。今日は、自分の体験を通して、ペイントが子どもの成長にどんな影響があるのか? など、私が感じたこと、学んだことをお話させていただきます。


こちらは、娘が初めて自分で選んだピンク色を塗った時のもの。私の娘の部屋は、4歳、6歳、10歳、12歳の時に壁の色を塗り替えているので、彼女の短い13年の人生の中で自分の部屋のペイントを4回も体験しています。そんな中で感じたことや、ペンキってすごいなって思った子どもの成長への影響について、今回はお話をさせていただきたいと思います。

 

子どもにとって
「色を選ぶ経験」は楽しいもの!


塗料の色がすべて載っている「カラーチャート」を広げたとたん、子どもたちの目が輝く瞬間を私は幾度となく見てきました。何千色の中から、自分らしい色を見つけること、それは子どもにとって、とてもワクワクする時間。そんなワクワクを見守り、子どもの考えを尊重してあげることがとても大切なんだなと、私は自分の経験から学びました。

私の娘が色選びするときや、カラーワークスで色選びをする子ども達を見て、いつも感心することがあります。それは、大人より自分の好きな色をよくわかっていること。ちょっと悩んだり、ささやかなアドバイスをすることはあっても、自分の中にある「好きな色」をすぐに見つけ出す姿からは、自信が感じられ、とっても輝いています。

 

「自由な発想力」が身についた!


塗装する前に、娘と壁に落書きをした時間は、とてもかけがえのない時間になりました。また、「自由でいいんだ!」という発想も生まれた瞬間であったとも感じます。「壁の色は白しかない」というありきたりな発想ではなく、「いつでも自由に変えることができる」という発想は、子どもの想像力を育むきっかけとなるなって思います。

どんな時も、どこに出かけてもインテリアを気にする私の娘は、壁の色は「白」以外が当たり前。カフェや家具屋さんへいくたびに、この家具にはこの色の壁がいい、この色にしたらオシャレ、と自分で「選べる」大人へと成長しているな、と感じます。

 

家での「想い出」が増え
愛着のある住まいを家族で作れる


「ママと一緒に色を選んだ」
「パパと一緒に壁を塗った」
「自分の好きな色の壁になった!」
など、DIY塗装を家族の生活の一部にすることで、大切な想い出になることは間違いありません。ショールームにいらっしゃるご家族の中でも、大きく成長したお子さまと一緒に塗り替えの相談に来てくださる方がとても多くいらっしゃいます。

インテリアを家族みんなで考える時間って、本当にかけがえのないものだと感じます。家具やカーテンはなかなか変えられないものだけれど、ペイントは半日あれば簡単に塗り替えが可能。飽きたら塗り替えればいい、という感覚で、子どもたちと壁の色を考えてみるのはいかがでしょうか。子どもと過ごす大切な空間をより愛着のあるものにするために、ペイントは最高のツールです。


一度塗ったら終わり、ではないのがペイントのいいところ。家も家族と一緒に成長していくツールです。その時の成長に合わせて、気軽に何度でも壁の色を変えることができるなんて、なんて素敵なツールなのかしら、と私は思います。

「ピンクから白にできるの?」「後から違う色を塗って透けたり混ざったりしない?」など、不安があると思いますが、全然透けないですし、黒から白にもできてしまいますのでご安心ください。

 

自分らしさ・個性を
発揮できる


株式会社ヤマダタッケン様 Farrow&Ball


ペイントなら、塗り分けも可能。壁紙にはできない自由な発想を叶えることができます。自分の部屋の色を子どもたち自身で決めることは、自分の「好き」や「らしさ」に目をむけること。これからの時代に必要な想像力やアイデンティティを養うことにつながると感じています。


実は、うちもネイビーの壁に一部ピンクを入れた時がありました。娘はご満悦でお気に入りの壁になりましたが、この後リフォームしてしまったので、もうこの壁はなくなってしまいました。彼女は、またどこかを2色に塗り分けることを今も企んでいるようです。

 

「自己肯定感」を高める
最高のツール


私の娘は、自分の好きな色を自分の手で実現したという経験が大きな「自信」となりました。どれだけ自分で選べ、動けたかが大切なポイントに。養生も塗ることも親から「任せてもらえた!」という信頼を得た満足感が、「自己肯定感のアップ」に繋がったと心から感じています。私自身も、「こっちの色がもっといいんじゃない?」と、いまだに口を出してしまいそうになりますが、そこをグッとがまんして子どもに「任せる」ことで、子どもの自信と自己肯定感に繋がるのかなと思います。

 

ペイントでアップサイクル!
モノを大切にする「気持ち」が育った


こちらは、娘が幼い頃、古くなった椅子をピンクに塗り替えているところ。今ある家具や植木鉢をペイントで新しく生まれ変わらせて、アップサイクルするのが灰野家流。ペイントすることで、より愛着が増します。例えば、お兄ちゃんの使っていたブルーの椅子を妹のためにピンクに塗り替える、ドアが古くなってきたから塗り替えるなど、そんな生活を当たり前にすることで、物を大切にする気持ちを育んでいけたらなあと思います。

こんなにもたくさんの子どもの成長を見られたのは、一緒にDIYを楽しんだ後の嬉しい結果でした。今では、年末の大掃除後に、おうちのどこかを塗り替えて新しい一年を始めるのが灰野家の恒例行事となっています。「廊下はこの色がいい!」「私も玄関はオレンジがいいと思ってた!」と娘との会話やペイントライフを楽しみながらおうちが進化していくのが、私の生活の楽しみの一つ。いつか娘が成長しておうちから卒業する日まで、この愛着のあるおうちでたくさんの思い出を作っていけたらいいなと思います。

 

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