ソファや椅子の張地に、ウール素材をおすすめする理由
※Come home! webに掲載された記事を転載しています
「これでいい」ではなく「これがいい」があるお店。「CONNECT(コネクト)」は、シンプルで心地よい暮らしをご提案しています。作り手とお客様の心地良い暮らしの架け橋になれるよう情報発信をさせていただいています。
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No.17
Kvadratのウール生地
お部屋で長く快適に過ごすには、生地の素材が重要
ソファやイスの張地選びは難しいですよね。ファブリックは汚れるし、擦れてそのうちボロボロになって長く使えないのでは?と不安に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
CONNECTが家具の張地におすすめしているのは、ずばり「ウール素材」のファブリック張地です。
ウールといえば冬場のセーターなどのイメージが強いと思いますが、張地用に糸を撚って丈夫に織られているので、見た目も暑苦しくなく年中置けます。吸湿もしてくれるので夏はさらっと過ごせるので、年中快適に過ごせます。
▲張地はKvadrat(クヴァドラ)の「Hallingdal(ハリンダル)」
ウールは20年経ってもきれいなままなんです。画像は20年以上前のヴィンテージチェアで、生地の縫い合わせ箇所のみほつれてますが、生地自体は状態が良いのがわかります。
日本で張地に使われているファブリックの素材は、アクリルなどの化学繊維やコットンがほとんどです。これらは消耗品のイメージが強くなる原因だと思います。しかしウールは繊維の質や糸の縒り方が、これらとは異なりますので非常に丈夫です。
丈夫な理由は耐久性にあります。「マーチンデール(磨耗試験)」という、金属板に生地を貼り付けた上で、生地を多方向に摩擦して、2本の糸が切れるまでの回数を示します。
画像のハリンダルのマーチンデール指数は、試験の最高数値「6万回以上(公共・商業施設)」に該当し、基準を大幅に超える10万回です。長く使える良い家具には、長く使える張地(ファブリック)をおすすめします。日本製でウール生地を張っている家具をあまり見かけませんが、CONNECTでも取り扱っているKARIMOKU CASE STUDY(カリモクケーススタディ)など一部取り扱いのある商品もございますので、家具を選ぶ際はぜひ張地にウールが含まれているかチェックしてみてください。
ウール生地について興味のある方は、「CONNECT」のサイトでも詳しくご紹介していますので、こちらもご覧ください。
失敗しないソファ選び・ウール生地はチクチクする?
CONNECTではウール生地を使ったオリジナルアイテムも販売
ハリンダルに、ミナペルホネンの皆川明氏がデザイン提供しているタンバリン柄が刺繍されたファブリック「Tambourine Hallingdal(タンバリンハリンダル)」もあり、人気です。小物から取り入れることで、ウールの良さを体験していただきたく、CH24(Yチェア)専用シートクッションやスリッパ、クッションなどを作っています。
CONNECTオリジナル、ウールファブリックを使用したアイテムに興味のある方は、こちらもご覧ください。
Kvadrat(クヴァドラ) Hallingdal 65(ハリンダル)
Material:ウール70% / ビスコース 30%
Martindale:100.000回
Size:生地幅:130 (約cm)
Kvadrat (クヴァドラ) Tambourine Hallingdal (タンバリンハリンダル)
Material:生地箇所/ウール70% / ビスコース 30%、刺繍箇所/コットン100%
Martindale:生地箇所/100,000回、刺繍箇所/5,000回
Size :生地幅130 (約cm)
CONNECTは空間を豊かにするインテリアの重要性を理解して、建築を含めた空間のご提案をしています。お取り扱いしているアイテムは照明を含め、シンプルで心地良く、ライフスタイルが変わっても長く愛用できるものばかりです。皆さまの心地よい、理想の空間をつくるお手伝いができれば幸いです。
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TEL:0877-86-1244(11:00~15:00)
定休日:土曜日、日曜日、祝日
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