内見の翌日に即契約! 建築士が惚れこんだリノベ住宅【後半】

Comehome!
2022.11.19

※Come home! webに掲載された記事を転載しています

建築士の山本瑛二郎さんがリノベーションに選んだのは、実家近くの高台に建つ家。日当たりや風通りがよく、庭と車2台の駐車場つきなのも魅力でした。ポイントは広縁を改装した土間。外とのつながりがうまれ、居心地がいい家へと生まれ変わりました。

この記事の前半はこちらより

太い梁がリビングのアクセントに

太い梁は、天井板を抜いたら出てきたうれしいおまけ。リビングの壁はダボレールで可動式の棚をつけて収納に。

廊下に面した壁を抜いて、大きな内窓を設けました。ガラス入りのドアは地元の建具店にオーダーしたもの。

以前の様子はこちら

和室の続き間も、昔よくあった形。つなげれば広いリビングになるので、こういう家を探しました。

サニタリーは元ダイニングキッチンだった場所

元ダイニングキッチンだった場所をサニタリーと浴室に。洗面シンクは「TOTO」の実験用シンクSK6をセレクト。

左の水栓金具は銭湯で使われる「カクダイ」のシャワー水栓400-542-13W。右は「カクダイ」の厨房用。

サニタリーにもクロゼットを

サニタリーの収納には、その季節に着るものを置いています。一か所で見だしなみを整えられるので、ラクです。

細切れ間取りの暗い家が
天井板を抜いたり、窓を入れたりしてよくなりました

 古い絵は工夫しだいでうんと魅力的にできます。たとえば、味のある柱や梁を生かせるのが醍醐味のひとつ。うちは天井裏に太い梁があったので、表に出すことでゆったりとした雰囲気が生まれました。間取りが細かく仕切られていると、なかには暗い場所もあります。わが家の場合は北側の廊下がそう。けれど、発想を転換して、リビングとの壁に大きな内窓を設けたら、明るくて眺めがよく、気持ちのいい空間になりました。
 予算のやりくりも重要なポイントでした。LDKの床材や観音開きの大きな窓など目立つところにはお金をかけて。その代わり、寝室と浴室、洗面所の窓は元のまま。浴室はユニットにして、外壁も塗り直さないことにしました。こんな気持ちいい家は、新築ではかえって無理だったかも。娘が元気に走りまわる様子を見ると、この家を選んでよかったなって思います。

12畳の広さは中古住宅ならではのよさ

ベッドルームの広さは12畳で、セミダブルベッド2台を置いても余裕の広さ。このスペースをもてたのも中古住宅だからこそ。

靴箱代わりに棚を取り付けて

玄関は土間仕様にしました。主人の自転車や趣味の釣り竿も置けるし、オープンの靴棚も使いやすいですよ。

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