間取りがおもしろい平屋実例03 自然光が気持ちいい高窓&片流れ屋根の家

Comehome!
2022.11.06

※Come home! webに掲載された記事を転載しています

平屋人気の背景として、余暇を楽しむ人がふえたこと、家族との時間に重きを置く人がふえたこと、家の広さより自分たちらしい暮らしにこだわる人がふえたことなどが挙げられます。平屋はそんな人たちの希望にこたえてくれる家で、これからのマイホームの定番となりつつあります。新刊『間取りがおもしろい平屋』では、今の時代にフィットした物件が盛りだくさん!その一部を特別にご紹介します。

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実例03 清水さん邸

角地にあることや土地の形状、採光を考えた末、L字形に。プライベートを確保しやすく、2方向から庭を望めるのも魅力。

間取り図

イラスト/IKCA drawing 池谷夏菜子

住宅DATA

竣工/2019年8月
延床面積/102.54㎡(31.02坪)
構造・工法/木造軸組工法
施工/ポエムガーデンハウス

縁側でくつろげる”おばあちゃんの家”を目指して

 カメラマンとして、100軒以上の住宅を撮影してきた清水さん。いろいろな家を訪れて体感したいいところに加え、親戚や年配の人からのアドバイスを受けて考えた結果、平屋を選びました。平屋は家族が集いやすいのが何よりの魅力。そのため、LDKはしっかりとスペースをとり、勾配天井にして開放感のある空間に。一方で個室は寝るときくらいしか使わないため、子ども部屋や寝室はコンパク
トにまとめました。
 リビングと廊下に面した屋外にはウッドデッキを配置。「おばあちゃん家ち の縁側のようで心地いいんです」と清水さん。庭との距離も近いので、家庭菜園を楽しんだり、砂場をつくって子どもたちと遊んだりと、外での時間も楽しんでいます。

高窓のおかげで北側まで明るく!

2階建てにくらべ、平屋は自然光が入りにくくなりがち。採光をよくするための工夫として役立つのが高窓です。ハイサイドライトとも呼ばれ、天井際の高い位置に設ける窓で、採光が主な目的です。清水さん邸では南に面した壁に高窓をつけて。上部から光が入ることで、掃き出し窓だけでは届きにくい北側まで明るく照らしてくれます。

家時間の多くをすごすLDKは奥まで光が届くよう、片流れ屋根を採用しました。

壁に塗った漆喰のおかげで光がやわらかく反射し、北側をさらに明るくしてくれます。

床下の引き出しは奥行きが約100㎝あるので、ふとんもしまえます。

畳コーナーの壁にはカウンターデスクをつけました。小上がりによってできた高さを生かし、足を入れられるスペースも確保。

『間取りがおもしろい平屋』好評発売中!

定価:1760円(本体1600円+税) 発売中

ここ数年、人気が高まっている平屋。家族とのつながりをもちやすい、地震に強い、外観にこだわりやすいなどのメリットがなか、自由度の高い間取りも魅力のひとつ。本書では、そんな間取りにスポットをあて、17軒の実例とともに、ユニークな間取り図をご紹介。そのほか、デメリットを解決するためのアイデアなども満載です。

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