人気インテリアスタイリストさん宅を参考にした趣のあるキッチンに【宮崎県】

Comehome!
2022.10.21

※Come home! webに掲載された記事を転載しています

古道具が好きな服部さんは、新築ではなく、古い家をリノベーションして暮らすことに憧れていました。けれど、工務店の方にうまく希望を伝えられず、すんなりとは進みませんでした。はたして理想の住まいは手に入れられたのか、その結果をご覧ください。

独身の頃、初めてオークションで10000円で競り落とした思い出の古道具。夫の本棚兼日用品の収納場所として活用。

リノベーション前の家の様子はこちら

キッチンは小さな流し台が窓側についていました。

新しいプランではお風呂場を広くとったので、勝手口はなくしました。

この記事は『リノベーションでつくる 心地よくておしゃれなわが家』より抜粋しています。
その他のリノベーション施工実例はこちらより。

【服部さんのお宅のリノベーションDATA】
築年数/56年
間取り/3LDK→1LDK+ロフト+納戸
延べ床面積/75.27㎡ 
物件購入価格/1350万円
リノベーション費用/1009万円
リノベーション面積/75.27㎡ 
施工/東翔ホーム

間取り変更のアイデア

主なリノベーション箇所、間取り変更のほか、和室を洋室に、床の張り替え、壁の下地を張り替え、天井に断熱材を入れる、梁交換、窓入れ替え、リビングの木製建具造作、押入れと床の間をロフト化、キッチン入れ替えなど。

モルタルの玄関はすっきりしていて、掃除もラク!

玄関のたたきは見た目がすっきりして、掃除がしやすいモルタルに。玄関ドアは「ヤフオク!」で見つけました。

古家具が似合うよう、無垢の床に漆喰をセレクト

LDの壁は天然漆喰の「カルククリーム」を3日かけて自分たちで塗装。

天井板を抜き、梁を現しにしたことで広々とした空間に。そのままだと寒いので、断熱材を入れ、杉材を張って仕上げました。

公務店にイメージを伝えることが
いちばん大変でした

 古道具が大好きな私は、古い家に住むのが長年の夢でした。物件は見つけたものの、リノベを依頼しようと思っていた建築家さんとタイミングが合わず、物件を購入した「東翔ホーム」にリノベも依頼することになりました。ところが、なかなか私の好みをわかってもらえずにひと苦労。雑誌の切り抜きをファイリングして見せたり、必死で説明しても「システムキッチンのほうが便利ですよ」「塗り壁より壁紙がラクですよ」と、ことごとく反対されて。
 もともと、人に強く言うのが苦手な私だから、夫に「はっきり言わんと伝わらんよ」と背中を押され、勇気を出してひとつずつ説得しました。最後には「奥さんはこういうのが好きなんですね。わかりました。好きにしてください」と言ってもらえたときはホッとしました。完成後、「カッコいい家になりましたね」と言われ、喜びがこみ上げてました。

家族みんなが使いやすいキッチンにカスタマイズ

スタイリストの石井佳苗さんのキッチンに憧れでリクエスト。コンロは「ノーリツ」、換気扇は「ヤマゼン」。

共働きで家事を半分担当する夫の希望もあり、キッチンの収納はオープンに。棚は工務店で造作。

独立型キッチンをLDとひと間続きにしたことで、動線がよくなり、配膳や掃除などの家事もしやすい間取りに。

漆喰塗りやタイル張りはDIYしてコストダウンに成功!

 実際の工事中もいろいろありました。コストを下げるため、漆喰の塗装やタイル張りは自分たちでやることに。これが想像以上に大変で。大工さんも、最初はぶっきらぼうだったのが、夜勤明け朝からジャージ姿で首にタオルを巻いてあらわれる私にいつしか優しく教えてくれるように、仕上がりはガタガタだったけど、タイルを張り終えた私に「たいしたもんじゃ」とほめてくれました。
 こだわり抜いたおかげで、最初はボロボロだった家が、長年かけて集めた古道具が似合う空間に見事にさま変わりしました。一緒にペイントを手伝ってくれた夫も気に入ってくれたみたい。ソファは「TRUCK」で買おう!って張り切って。休みの日にこのソファで飲むのが何よりの楽しみなんだそう。あのとき頑張ってよかったと思います。

収納棚は古道具を用いることで
オープンでもカッコよく!

洗面台の漆喰は塗装屋さんに依頼。タイルは「toolbox」の水彩タイル25角エボニー。

玄関脇の洋室が家族の寝室。靴下やタオルは造り付けのオープン棚に古道具やかごを使って収納。

名前を忘れてしまったけど、ネットショップで40000円で購入。

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